私の鉄は彼の骨に、
「私は主人のために生まれました。私の鉄は彼の骨に、私の鎖は彼の肉に、私の油は彼の血に、私の決断は彼の心に捧げております。が、一つだけ、彼は、私ごときでは何も捧げられぬものを持っておられます」 彼女は己が主人の敵に銃口を置き直す。 「涙。…それに対しては、感情のない私には返すものがありません。ゆえに、私は主人の涙を欲しません。欲するは涙滴不要の結果のみ」 銃口が上がった。 「骨には鉄を、肉には鎖を、血には油を、心には決断を、そして涙には--」 一息。 「無欲を」 告げるなり、Sfは並ぶ敵に向かって引き金を絞った。 ああ、Sfさんマジかっけぇ…、ということで終わりのクロニクル1、上巻よりSfさんでした。模写なんですが難しく、原型が大分とどめていませんねwあ~、さとやすさんのキャラって描くの難しいわぁ…。みんな格好良いし可愛いんだけどねww
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2009-05-15 01:56
Comments (1)
”在るべき婦人”素敵ですね。