幻の沼に咲く桜(スケッチ№35)

下書きなし直接水彩 現地仕上げ立ったまま170分 23cm×16cm
(途中昼休憩はさんだらスイッチ入りました)
両手のひらサイズにさらに細かく描きこむ為、ボロくて硬い筆を使い
かすれ という技法をつかいました。
透明水彩下書きなしで描ける細かさ限界点に挑戦です・・
大きなスケブに描けばいいじゃないのか?・・それは自転車の機動力の低下
につながるので出来ないのです。
荷台のないスポーツサイクルでは荷物を極力少なく小さくする必要があります。

場所なんですが・・桜川なんですね。
あまり知られていない場所です。
桜が咲いているところは巨大な中洲なんです。ほとんど島
中洲の片側に堰があってそこで堰止めると、人口沼が現れます。
農業用水を引き込むための沼です。
どうなっているのか水位が大きく変動するので、水中から生えているように
見える木ですが水位が減ると、まるで潜水艦のように島が現れるのです。
なので幻の沼です。
そこにたぶん誰もお花見していないだろう桜が一本生えていたので
描いてみました。

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2014-04-13 19:52

 車輪丸ことぶき


Comments (4)

ねこ鞠 2014-04-13 21:54

さり気ない平穏な風景なのに、不思議な秘密が隠れてる。そこも含めて素敵な作品ですね。暖かくなって、外で描くのも楽になりましたね。

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shikihuton 2014-04-13 20:57

美しいのはもちろんですが、とってもキャプションの桜に惹かれました! そこには桜があるのに到達することができない、その立ち姿、とっても美しいのですね^^ 心が豊かになったです^▽^

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