菊月に港湾棲姫の服を着せてみた

その日、俺提督はE-5攻略に詰まり、独り司令室で泣いていた。
「どうすりゃいいんだ……。このまま眠ったら目覚めた時に高レベル大和がいきなり艦隊に編入してて『勝てる、勝てるんだ！』とかならないか……。いや、そりゃ死亡フラグだ……」
「司令官、ちょっといいか？」
「菊月か。どうした？」
「私を……旗艦から外してほしい。今の編成では明らかに私が足を引っ張っている。これ以上私のせいで武蔵や陸奥が大破しているのは忍びない。……私を大きな作戦に参加させてくれた事には感謝している。だがそれはここまでで充分だ。私は……いつもの様に裏方に徹する方が相応しいようだ」
「菊月……」
そして菊月は旗艦を外れた。だが遠征にも出ずに、己の代わりに艦隊に入った榛名や瑞鶴を見送る日々だった。
（秋のように支援艦隊くらいなら役に立てるのだがな……）
そんな事を考えてると、ふと提督は言った。
「いくぞ菊月。ゲージはみんなが削ってくれた。後は……お前が決めるだけだ！」
「え……っ？」
それから数度の出撃。対潜、魚雷×３、連撃探照灯、様々な装備を試し、そしてついに我が艦隊は離島棲鬼を撃破したのだ。菊月を旗艦として！
「やったな、菊月」「…………ああ！」

……菊月外すしか無いのかなーとか考えてた時に上の菊月のセリフを思いついて逆に外せなくなったという。削りは他の艦娘に任せたんですが。
そして画像はそんな菊月に対する（ある意味）ひどい仕打ち。
ペンタブだけで描く実験でもあります。むずい。