カルティナ・フェルミア

新月剣　刃渡り120cm 重量4kg
基本的にカルティナ・アルギュルシアと同じであるが、より錵深い焼き刃、硬軟織混じる鉄を同様の刃文に仕立ててある。
鍛鉄製の十字鍔は先端をとがらせたウォーハンマースタイルとし、刀身をつかんで振り回した際に充分な打撃効果が見込める仕立てとなっている。柄にはオーク材と象牙を用い、針金を束ねた物を巻きつけてある。その中で、太い物の両脇に巻かれたそれは銀製なのだが、鉄地との色の兼ね合いからそこまで白く研ぎだしてはいない。
柄頭には銀月をモチーフとし、鉄地に銀を象嵌してある。無論この部位も打撃効果を望むには十分な重量があり、充分な遠心力が加算された一撃は頭蓋をたやすく砕くことが出見るだろう。ただし、よほど強度の高い革手袋を用いなければ、同時に己の指も失うだろう。
地鉄は大木目に小木目交じり、細かく詰んで冴える。縦横に地景入り、地沸良くついて強い。
刃文は大湾れに飛び焼き交え、良く沸づいて匂い口深い。砂流し、金筋しきりに入り明るく冴える。
切っ先は刃文のまま乱れこみつつも品良く小丸に返る。

バルホス氏の依頼により作成。