ご主人とわんこ
12時を指す針を見ながら俺はガチガチになった手を擦り合わせ、奴を待つ。
今日は帰りがいつもより遅いんだ。それを知っていつつも俺は今こんなバカデカイ建物の前に突っ立ている。
「・・・?おい!貴様、こんなところでなにをしている?鼻を赤くしてまるでトナカイだぞ?」
来た。非道の鬼畜将軍が。
「・・・帰りが遅いから・・・迎えに来た。」
「はあ?今朝、言ったはずだろうが。貴様は犬ではなく鳥頭だったのか?」
いちいち言うことが酷い奴だ。
「・・・知ってたが・・・来てしまった。」
「ふん、まあ忠犬が主人を待つのは当たり前だからな。・・・しかし、何故家で待っていなかった?」
「・・・あの家怖いから。」
「?」
「・・・あんな拷問部屋がある家なんて真夜中に一人で居たくないだろ。・・・だから、来た。」
「(俺の趣味にケチつけるのか)そうか。じゃあ、その拷問部屋のある家に帰るとするか。」
「・・・おう・・・。」
「・・・貴様、本当にどれくらいここで待っていた?」
「・・・え?」
「手がガチガチに凍っておるではないか。・・・言え。どれくらい待った?」
「・・・2時間。」
「に、二時間だと!?貴様、こんな寒空の下でココまでなるくらいに待っているなんてよっぽどのマゾだな。呆れてモノも言えん。」
言いたいこと言ってるじゃねえか。
「俺のことは気にすることなどない。早く家に帰って飯を食おう。今日はシチューだ。」
「・・・おい、待て。」
「・・・?」
がしっっ
「!」
「馬鹿犬だろうがなんだろうがこんな可愛いことされてはかなわん。・・・はあっ」
ギーズはそういって俺の手をその厚い皮手袋で覆われた手で握り、息を吹きかけた。・・・すごいあったかい。
「ギーズ・・・「勘違いするな。貴様はあくまで俺の犬だ。たまには主人が犬に褒美を取らせるのも一興だろう?」
どこまでもひねくれてる奴だ。
「・・・このキモチって何だろうなあ?」
「・・・何?」
「心の中がすごいあったかいんだ。・・・これって、すきってことなのか?」
「!!!!////何を言っている!?犬が人並みの感情など持つんじゃない!!!」
・・・コレが奴の精一杯の照れ隠し。俺は知っている。
「さっさと帰って風呂入ってビーフシチュー食うぞ!」
「・・・今日はホワイトシチューなんだが・・・」
「何!??」
。。。こんなんだけど幸せなのかもしれない。
ギー様は超ツンデれ。妄想駄文
今日は帰りがいつもより遅いんだ。それを知っていつつも俺は今こんなバカデカイ建物の前に突っ立ている。
「・・・?おい!貴様、こんなところでなにをしている?鼻を赤くしてまるでトナカイだぞ?」
来た。非道の鬼畜将軍が。
「・・・帰りが遅いから・・・迎えに来た。」
「はあ?今朝、言ったはずだろうが。貴様は犬ではなく鳥頭だったのか?」
いちいち言うことが酷い奴だ。
「・・・知ってたが・・・来てしまった。」
「ふん、まあ忠犬が主人を待つのは当たり前だからな。・・・しかし、何故家で待っていなかった?」
「・・・あの家怖いから。」
「?」
「・・・あんな拷問部屋がある家なんて真夜中に一人で居たくないだろ。・・・だから、来た。」
「(俺の趣味にケチつけるのか)そうか。じゃあ、その拷問部屋のある家に帰るとするか。」
「・・・おう・・・。」
「・・・貴様、本当にどれくらいここで待っていた?」
「・・・え?」
「手がガチガチに凍っておるではないか。・・・言え。どれくらい待った?」
「・・・2時間。」
「に、二時間だと!?貴様、こんな寒空の下でココまでなるくらいに待っているなんてよっぽどのマゾだな。呆れてモノも言えん。」
言いたいこと言ってるじゃねえか。
「俺のことは気にすることなどない。早く家に帰って飯を食おう。今日はシチューだ。」
「・・・おい、待て。」
「・・・?」
がしっっ
「!」
「馬鹿犬だろうがなんだろうがこんな可愛いことされてはかなわん。・・・はあっ」
ギーズはそういって俺の手をその厚い皮手袋で覆われた手で握り、息を吹きかけた。・・・すごいあったかい。
「ギーズ・・・「勘違いするな。貴様はあくまで俺の犬だ。たまには主人が犬に褒美を取らせるのも一興だろう?」
どこまでもひねくれてる奴だ。
「・・・このキモチって何だろうなあ?」
「・・・何?」
「心の中がすごいあったかいんだ。・・・これって、すきってことなのか?」
「!!!!////何を言っている!?犬が人並みの感情など持つんじゃない!!!」
・・・コレが奴の精一杯の照れ隠し。俺は知っている。
「さっさと帰って風呂入ってビーフシチュー食うぞ!」
「・・・今日はホワイトシチューなんだが・・・」
「何!??」
。。。こんなんだけど幸せなのかもしれない。
ギー様は超ツンデれ。妄想駄文
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2014-06-04 19:08
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