東方甲冑娘、特別編 異形の錣を持つ厳星兜
下散錣厳星兜(仮称素材:兜鉢、鉄 錣、不明(牛皮?鉄?)
モデル博霊霊夢 ギャラ五円五十銭
平治物語絵巻、三条院炎上に描かれた異形の錣(しころ)を持つ厳星兜である。
この家地に鎖で繋いだ骨片金を縫い付けた錣は×下散錣(げさんしころ)○骨牌金の錣と言われるが、この形式は時代を下るもので平治の乱が起きた平安時代末期にはまだ存在しないはずである。
これは、当該の絵巻を元に描いたものがこの絵であるが、制作や防御を考えたら菱形に縫い付けたり互い違いなるようにしないはずである(元にした合戦当時の記録絵が菱形になっていたのを描いたか記憶違いの可能性もあり)。
家地が鹿皮であるか、裏側にも板が張ってあるかすれば合点が行くが当時の遺物が発掘されない限り不明のままであろう。
追記
絵巻に描かれた装備者は袖のない腹巻(後の胴丸)を着ていた徒士の郎党なので大破し錣を失った兜鉢が彼の手に渡り安価な(当時の一般的な錣は小札式で制作に時間がかかり値が張る)応急的修理で付けたものとも考えられる。
他には郎党の主人が肩の動きを妨げにくくするために試作したものを郎党が被っていることも考えられる(当時の兜は大変重く使用しないときは家臣に被らせた)。
しかし、絵巻の場面的には戦闘中であるため可能性は低い。
訂正とお詫び
下散錣と書きましたが下散錣とは違いました。
モデル博霊霊夢 ギャラ五円五十銭
平治物語絵巻、三条院炎上に描かれた異形の錣(しころ)を持つ厳星兜である。
この家地に鎖で繋いだ骨片金を縫い付けた錣は×下散錣(げさんしころ)○骨牌金の錣と言われるが、この形式は時代を下るもので平治の乱が起きた平安時代末期にはまだ存在しないはずである。
これは、当該の絵巻を元に描いたものがこの絵であるが、制作や防御を考えたら菱形に縫い付けたり互い違いなるようにしないはずである(元にした合戦当時の記録絵が菱形になっていたのを描いたか記憶違いの可能性もあり)。
家地が鹿皮であるか、裏側にも板が張ってあるかすれば合点が行くが当時の遺物が発掘されない限り不明のままであろう。
追記
絵巻に描かれた装備者は袖のない腹巻(後の胴丸)を着ていた徒士の郎党なので大破し錣を失った兜鉢が彼の手に渡り安価な(当時の一般的な錣は小札式で制作に時間がかかり値が張る)応急的修理で付けたものとも考えられる。
他には郎党の主人が肩の動きを妨げにくくするために試作したものを郎党が被っていることも考えられる(当時の兜は大変重く使用しないときは家臣に被らせた)。
しかし、絵巻の場面的には戦闘中であるため可能性は低い。
訂正とお詫び
下散錣と書きましたが下散錣とは違いました。
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2014-07-18 11:19
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