「やちさん」

電話やメールでのやり取りは、嬉しいけれど、やっぱり寂しくなるときもあった。「会いたい」とストレートに気持ちを伝えられる関係ではないから、伝えたことはないけれど、心の中では何回も呟いた。なんで会いたいと思うのか。――わからない。って言ったら誤魔化しかもしれない。でも、たった一回、合宿で会っただけで、。敵のチームの人で。遠い所に住む人で。こういう想いを抱けるのだろうか。そう悩んでいた私のもとに、一通のメールが届いた。『仙台にいきます』。半年ぶりに会える嬉しさと、メールや電話のようにちゃんと喋れるのかという不安。実際に会って話せるのは、これで2回目になる。不安の方が大きいかもしれない。でも、やっぱり会えるのは嬉しい。そんな一喜一憂を繰り返し、約束の日をむかえた。なぜか今日に限って、バスが遅延していて、待ち合わせの時刻に間に合わない―――なんで、今日!!。とにかく全速力で走って、待ち合わせの場所へ急ぐ。他の交通機関も止まっていた所があるらしく、人があふれていた。何人にもぶつかりそうになり、そのたびに頭を下げる。なかなか進まない距離がじれったい。なんとか人混みをかき分けて進んだ先。夢にまで見て、ずっと、焦がれた人が、いた。「あかあしさん!!」「―――やちさん」■って感じで付きあってない、あかやちちゃんを全部動かしたかったのですが、そんな枚数書けるはずもなかった。そもそも赤葦さんと谷地さんに、似た人を書くところからだったので、赤葦さんだけ練習もかねて、現実的な枚数かきつつ、繋げてみました。…何枚書いても近寄らなくて、涙出る。■あかやちタグ付けてるけど、脳内補完しないと、あかやちにすらなりません。谷地でてこない。

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2014-07-19 23:46


Comments (3)

レッドび~ん 2015-10-29 17:19

雨月 2014-07-20 21:56

うわぁ…すてきです(*´`*)「やちさん」って言っているときの柔らかい顔にキュンってしちゃいました!そして、仙台にきた理由も気になります…ニヤニヤw

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