開いて、投げれば
こころは後ろへ下がり、傘を背にする。「そのくらい!」空を飛んだままさらにこころとの距離を詰めていく。(後ろには傘がいる。左右は舌のおかげで動けない。前には私がいる。これでもう動けないよ。)するとこころは左手の扇子を開く。この場に似付かわしくない小気味よい音が響いた。(? 閉じてたほうがより強いはずなのに・・・迎撃するつもりがない? そんなはずはないし・・・)そのまま開いた扇子を小傘の眼前に放り投げる。「目隠し! でも!」
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2014-09-21 00:00
Comments (2)
Pretty, good job