資料本買いました記念

南北戦争の北軍―青き精鋭たち (オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ)を購入しましたので記念に落書き。分量的にはいわゆる入門書に入る物なのですが、貴重な邦訳資料という事と、幸運にも定価の倍という低価格で売られていた事で購入を決断しました。

描いたのは表紙のポトマック軍第Ⅴ軍団第1師団所属の歩兵少尉です。第Ⅴ軍団のクロスパティーの徽章を付けたスローチハットを被り、フロックコートと同程度の着丈に仕立てられたサックコートに兵卒用の無地の空色トラウザースを着用しています。靴はブローガンズです。尉官用M1850サーベルをイーグルバックルの剣帯で吊り、革製のハバーザックと官給の水筒とは異なるデザインの水筒を携行しています。

銃の性能が飛躍的に向上し、戦場で将校が狙撃される事例が増えるにつれて、戦場でこういった兵卒と変わらない地味な格好をする将校は(特に前線で隊伍の兵士を監督する尉官の間で)増えていったそうです。なんだか二度の大戦を先取りしたような話ですが、実際「こんな距離では象にも当たらない」なんて言い放った将軍がその発言の直後に眉間に銃弾喰らって無事死亡という事例は実際にあり、南北戦争が旧来の戦争とは何もかもが異なる、総力戦への布石と言えるものなのだなぁと改めて実感します。

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2014-12-09 14:33

 F.J.Hooker


Comments (1)

特利安Torian 2016-10-04 19:32

osprey! good job!

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