【HD羅府01】車社会から脱却せよ！【A650形】

ロサンゼルス郡都市圏交通局A650形(Breda A650)：
ロサンゼルス郡都市圏交通局(LACMTA=Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority)が、
1993年の地下鉄レッドライン開通に先駆けて、1988年に製造した全長23m級の3ドア・セミクロスシート車である。
イタリアの車両メーカー・アンサルドブレダ(AnsaldoBreda、現・日立レールイタリア)製。
運転台は片側のみで、2両を背中合わせに連結したユニット構成。
これを輸送量に応じて複数編成連結して運用している。
1997年までに72両が製造されたが、製造時期によって大きく2タイプに分かれる。

まず、1988年から1993年までに製造された501号から530号の30両は、抵抗制御で登場した。
これらはウェスティングハウス(WH=Westinghouse Electric Co.)製の電装品を使用している。

一方、1995年から登場した増備車(531号～604号の42両)では、連結面側に転落防止幌が設置されたほか、
制御方式がVVVFインバータ制御に変更された。こちらの電装品はゼネラル・エレクトリック(GE=General Electric Co.)製である。

現在、地下鉄レッドラインおよびパープルラインにおいて、最大6両編成で運用されている。