魔法戦記リリカルレヴィG ～ギャラクシー～　プロトタイプイメージ

――戦いは、まだ続いていた。暗黒の意思は、まだ潰えたわけではなかった。

突如として清沌市を覆い尽くした謎の結界、そこにはびこるかつて倒されたはずの怪獣たち。現実から隔絶された偽りの世界に閉じ込められ、それぞれの居場所で暮らしていたディアーチェらは望まない戦いを強制される。一体誰が、何のために？　半年前に最強最悪の魔獣・ナハトベーゼを打ち倒し、金束町を護り抜いた彼女たちは再び未来を創るために結集することになる。

一方、ダークネスキングダムの一員である雨田真幸＝レヴィ・ザ･スラッシャーは奇妙な遭遇を果たしていた。弱々しく宙に浮き、念話に近い類の言葉を話す紫の結晶。記憶を失っているという結晶の話を興味深そうに聞くレヴィ、しかしそこに黒曜の装甲を持つ怪虫集団が現れる。大した強さはなくとも執拗に結晶とレヴィを狙うソルジャーレギオン。諦めることを知らない黒き軍勢に追い詰められ、レヴィたちは絶体絶命のピンチを迎えた。

その時、彼女は思い出す。自らが手にしている戦斧バルフィニカスが、半年前までオリジンである力のマテリアル“雷刃の襲撃者”の人格を宿していたことを。ジリジリと距離を詰めていたソルジャーたちが一斉に飛び掛ってきた瞬間、レヴィはとっさに結晶をバルフィニカスのコアと融合させる。刹那、襲ってきた怪虫軍団は灼陽の閃に刻まれて爆散した。魔力素のもやとなって降り注ぐソルジャーの残骸、それを鋭い光で断ち切ったのは、新たな形状に進化したバルフィニカスを手に悠然と歩き出てくるレヴィだった――

「さあ、行こうかスペゴジ！　ボクらが最強だってことをガンガン証明しちゃおうよっ！！」

《ああ、言われずともだぜレヴィ。このクソッタレな世界もニセモノの怪獣どもも、まとめて俺たちがぶち壊してやらあッ！！》

宇宙最強伝説、ここに光臨。魔法戦記リリカルレヴィG ～ギャラクシー～、始まります。

■という夢を見たのさ☆　……といっても、場合によっちゃ夢じゃなくなるかもしれないんですけどね？　主にふうが最大の友かつ究極のレヴィサポーターであるハヌマ～ンさんのおかげで。年末年始の大掃除で立て込んでいるため、本格的なメールでの交信については一月の中頃になりますが、今回のプロジェクトはふうがとしてもかなりやる気になっています。果たしてこの作品でハヌマ～ンさんの創作意欲が掻き立てられるかどうか……ハヌマ～ンさん、もしご迷惑でなければどうか執筆了承のサインをお願いいたします！