運動神経悪い黒バス
~ Prologue ~
バスケにおいて天才と称された彼等は何かと諍いがありはしたものの、最終的には和解した。
それからの彼等は“運動能力が他と比べて優れている”と言うだけで、特に周りと変わらぬ平々凡々とした日々を送ってその天寿を全うし、1度目の人生を閉じたのだった。
そう、1度目の人生を、だ。
「黄瀬、何だその斬新なシュートは」
「失礼スね、緑間っちのドリブル程じゃねっスよ。何スかあれ?何で途中で一回回んの?」
「どっちもどっちだろ」
「うっせースよヒザ神」
「誰がヒザ神だゴルァ!!黄瀬てめぇ表出ろ!!!」
「水神(ポセイドン)よりいいんじゃない?」
「紫原、それはこの前の水泳の授業での俺のことを言っているのか?」
「あんな物理に反した泳ぎ方できんの赤ちんくらいでしょー」
そんな会話を繰り広げるのは、その秀でたバスケセンスから“キセキの世代”とまで言わしめた、カラフルな頭の5人組だった。
しかし、キセキと持て囃されたのはあくまで前世での話である。
生まれ変わった彼等は何の因果なのか、字こそ違えども同じ名前、同じ髪の色、そして前世での記憶を持ってこの世に生を受けた。
ただ一つ、
「聞き捨てならないな。走り幅跳びで
土に突き刺さっていたお前よりはマシだろう?」
「それこそどっちもどっちっスよ」
「黙れよ一人時間差」
「よーし青峰っち、表出ろっス」
運動神経が超絶悪いことを除けば、彼等は前世と何ら変わらないままであった。
バスケを始めた当初は髪の色や名前から『伝説、“キセキの世代”の再来か!?』と注目を集めていた彼等だったが、奇跡的なまでに酷いその運動音痴さから『逆キセキ』と呼ばれ始めたのはいつ頃の話だっただろうか。
バスケ弱小校のこの中学に進学し、かつて同じチームで何度となく全国制覇を果たしてきたカラフルな頭の仲間を見つけた時には驚愕したが、それ以上に、お互いがお互いの運動音痴さに言葉を失った。
更に驚くべきは、転生したのは彼等だけではなかったことだ。
「そういや灰崎は?」
「あそこで主将にボコられているのだよ。懲りない馬鹿め」
「あーあー…今度は何したんスか?ショーゴ君」
「主将のシュート練見て笑ったんだってさー」
「あー、エビぞりシュートか。そりゃ笑っても仕方ねぇよ」
「青峰、主将がこっちを睨んでるぞ」
「やっべ」
視線を向ければ、既に虫の息の灰崎を引きずりながらこちらに向かってくる虹村の姿に青峰は顔を青くした。
転生したのはキセキだけではなかったようで、入部したバスケ部ではエビもビックリの反ったシュートをかます虹村を見つけた。それから数日後、体育の授業で派手に転ぶ灰髪を見つけた彼等は、嫌がる彼を担ぎ上げ、無理やりバスケ部へと入部させて今現在に至るわけである。
「聞こえてんぞヒザ神」
「も、ほんっとそれ勘弁して下さいよ…曲がんねぇんですって、ヒザ…」
「ハハッ!ざまぁねーな」
「もう一発いくか?ケガ神よぉ」
「誰がケガ神だコルァ!俺のケガの4割はアンタのせいだろうが!!」
「敬語使えボケ!残りの6割はお前の運動神経が悪ぃせいだろうが気を付けろよ!!どんだけ運動音痴だてめぇ!!」
「ケンカはそのくらいにして下さい。いつまで経っても部活が始まらないでしょう」
「黒子っち!」
「すみません。図書委員の仕事で遅れてしまって…」
申し訳なさそうにそう告げる黒子も転生した一人だ。ただし他と違うのは運動神経であり、黒子は人並みに運動が出来るように生まれ変わっていた。弱小校であるせいか部員の少ないこのバスケ部は、これで全員だ。
*****************
力尽きました…
TVに出てるのはアレです、たぶん部費が少なすぎて「どうするよ?」ってなってるところに「TVに出てくれませんか?」的なオファーがきて仕方なしに出演したんだと思います←苦しい
元ネタは言うまでもなくア⚫︎トーークの運動⚫︎経悪い⚫︎人です、はい(´ω`)
こんな感じで誰か運⚫︎神経悪い芸⚫︎のパロやりませんかやりましょう…!?←
バスケにおいて天才と称された彼等は何かと諍いがありはしたものの、最終的には和解した。
それからの彼等は“運動能力が他と比べて優れている”と言うだけで、特に周りと変わらぬ平々凡々とした日々を送ってその天寿を全うし、1度目の人生を閉じたのだった。
そう、1度目の人生を、だ。
「黄瀬、何だその斬新なシュートは」
「失礼スね、緑間っちのドリブル程じゃねっスよ。何スかあれ?何で途中で一回回んの?」
「どっちもどっちだろ」
「うっせースよヒザ神」
「誰がヒザ神だゴルァ!!黄瀬てめぇ表出ろ!!!」
「水神(ポセイドン)よりいいんじゃない?」
「紫原、それはこの前の水泳の授業での俺のことを言っているのか?」
「あんな物理に反した泳ぎ方できんの赤ちんくらいでしょー」
そんな会話を繰り広げるのは、その秀でたバスケセンスから“キセキの世代”とまで言わしめた、カラフルな頭の5人組だった。
しかし、キセキと持て囃されたのはあくまで前世での話である。
生まれ変わった彼等は何の因果なのか、字こそ違えども同じ名前、同じ髪の色、そして前世での記憶を持ってこの世に生を受けた。
ただ一つ、
「聞き捨てならないな。走り幅跳びで
土に突き刺さっていたお前よりはマシだろう?」
「それこそどっちもどっちっスよ」
「黙れよ一人時間差」
「よーし青峰っち、表出ろっス」
運動神経が超絶悪いことを除けば、彼等は前世と何ら変わらないままであった。
バスケを始めた当初は髪の色や名前から『伝説、“キセキの世代”の再来か!?』と注目を集めていた彼等だったが、奇跡的なまでに酷いその運動音痴さから『逆キセキ』と呼ばれ始めたのはいつ頃の話だっただろうか。
バスケ弱小校のこの中学に進学し、かつて同じチームで何度となく全国制覇を果たしてきたカラフルな頭の仲間を見つけた時には驚愕したが、それ以上に、お互いがお互いの運動音痴さに言葉を失った。
更に驚くべきは、転生したのは彼等だけではなかったことだ。
「そういや灰崎は?」
「あそこで主将にボコられているのだよ。懲りない馬鹿め」
「あーあー…今度は何したんスか?ショーゴ君」
「主将のシュート練見て笑ったんだってさー」
「あー、エビぞりシュートか。そりゃ笑っても仕方ねぇよ」
「青峰、主将がこっちを睨んでるぞ」
「やっべ」
視線を向ければ、既に虫の息の灰崎を引きずりながらこちらに向かってくる虹村の姿に青峰は顔を青くした。
転生したのはキセキだけではなかったようで、入部したバスケ部ではエビもビックリの反ったシュートをかます虹村を見つけた。それから数日後、体育の授業で派手に転ぶ灰髪を見つけた彼等は、嫌がる彼を担ぎ上げ、無理やりバスケ部へと入部させて今現在に至るわけである。
「聞こえてんぞヒザ神」
「も、ほんっとそれ勘弁して下さいよ…曲がんねぇんですって、ヒザ…」
「ハハッ!ざまぁねーな」
「もう一発いくか?ケガ神よぉ」
「誰がケガ神だコルァ!俺のケガの4割はアンタのせいだろうが!!」
「敬語使えボケ!残りの6割はお前の運動神経が悪ぃせいだろうが気を付けろよ!!どんだけ運動音痴だてめぇ!!」
「ケンカはそのくらいにして下さい。いつまで経っても部活が始まらないでしょう」
「黒子っち!」
「すみません。図書委員の仕事で遅れてしまって…」
申し訳なさそうにそう告げる黒子も転生した一人だ。ただし他と違うのは運動神経であり、黒子は人並みに運動が出来るように生まれ変わっていた。弱小校であるせいか部員の少ないこのバスケ部は、これで全員だ。
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力尽きました…
TVに出てるのはアレです、たぶん部費が少なすぎて「どうするよ?」ってなってるところに「TVに出てくれませんか?」的なオファーがきて仕方なしに出演したんだと思います←苦しい
元ネタは言うまでもなくア⚫︎トーークの運動⚫︎経悪い⚫︎人です、はい(´ω`)
こんな感じで誰か運⚫︎神経悪い芸⚫︎のパロやりませんかやりましょう…!?←
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2014-12-31 17:34
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