壁に耳あり障子に

メアリ。

…これまた誰もが思いついて喉元まで出掛かったとしてもそのまま飲み込んでしまうようなネタを…　壁要素も障子要素も無いし…(汗

■「シトロエン・メアリ」は2CVの後継車・ディアーヌ(とはいえ基本設計は2CVを踏襲しているのですが)をベースに作られた多目的車です。
特徴はABS樹脂で作られたボディ外版で、樹脂に直接着色され塗装がされていないボディは手入れや補修が簡単で錆びる事もなく、作業車やレジャー用途には最適な作りとなっていました。
メカニズムは基本2CVやディアーヌと同様ですが、メアリにはパートタイム4駆の「4×4」が存在し(ちなみに2CVにも「サハラ」と呼ばれる4輪駆動モデルがありましたが、こちらは前後にエンジンを搭載して総輪駆動化したもので全くの別モノ)、コレを基にした軍用モデル(ボディが鉄製になりエンジンもヴィザ用に換装されていたとのこと)も作られました。

■地味に続いてる「なんちゃってオフロードカー」祭。…とはいえこの車もまた2CV譲りの高い耐久性と走破性を持っている上に4駆や軍用も設定されていたのでなんちゃってなんて言うのは間違いなんでしょうけど…
ちなみにこのメアリ、本生産は2CVがフランスでの生産を終了した88年に終了していますが、フランスにある「2CVメアリクラブ・カシス」という会社がほぼ新品部品を使った再生車輌(新品パーツで組んだ車に廃車の車台番号を移植するとか)を生産販売しているとのこと。シンプルな構造ゆえの話なのでしょうけどまたすごい話です…

■椛とにとりは「耳あり目あり感を出したかった」…とかそういう訳ではなくなんとなく思いつきで乗っけました(苦笑