もやもや年代別ラクガキ

いきつけのギター居酒屋の定例会で酔った末に即席の漫画研究会が始まって、テーブルにあった紙ナプキンで"もやもや"と年代別書き分け芸が始まったときの残骸です。

こうやって並べてわかった事として、level5の妖怪ナントカ的なのが、昔あった少年漫画的なノリの絵柄に立ち返ってるように見えるという話。
ファッション界で「流行はくりかえす」と言う流れがあるように、案外マンガ絵の世界もそうなのかもしれない。

天野先生とボカロの間に貞元先生な感じやトップを狙え的なああいう90年代後半～末期の絵柄が今回抜けてたのが残念かな。

こうやって考えてみると、異世界勇者もの～ファンタジー～SFアニメ～ぼかろ～妖怪ヲッチ
っていう並びだと
「主人公が異世界へいって活躍」（マシン英雄伝わたるとか）
「そもそも世界はファンタジー」（ファイナルファンタジーとからへん）
「思いのほか救いの無い現実世界でした」（エヴァ系の破滅的な世界系）
「異世界のものが現実に片足を出してきた」（ぼかろやラブプラスとか妖怪ヲッチ）

つう組み合わせになると思います。
僕はゲーム業界人なので、表現の幅や流行がテクノロジーと直結しているので上記の文脈とテクノロジーの発達をつなげて考えてしまいます。
以下のような
「主人公が異世界へいって活躍」（ファミコン。表現がつたないのでそちらの世界をのぞき見ている）
「そもそも世界はファンタジー」（スーファミやPS1,2。表現が具体的でリアルになって感動）
「思いのほか救いの無い現実世界でした」（ps3やxboxなどリアル系の絵に走りだしたけどいまいち）
「異世界のものが現実に片足を出してきた」（現在。機材の小型化で生活の中に浸透してきている）
と、いう風に見て取れて、年代別に絵や流行を並べるのは面白い試みでした。

他にも違う読み方ができて。　日本の経済活動とつなげても楽しめます。
「主人公が異世界へいって活躍」（バブル中期。現実世界よさようなら）
「そもそも世界はファンタジー」（バブル末期から終焉。生きることそのものがファンタジーであった）
「思いのほか救いの無い現実世界でした」（失われた10年）
「異世界のものが現実に片足を出してきた」（テクノロジーによる夜明け？）
というカンジに。
なんかちゃんと全部しらべたら論文とか書けそうなネタですね。