かつて人であり、人であることを止めたもの
それは、海が荒れた日の事だ
傭兵の鎮守府に救援要請が掛かり、総出で捜索していた時である…
傭兵:「…皆とはぐれた…不味いな…」
荒れに荒れた海だ…視界は悪く無理もない…
傭兵:「幸いなのは撤収命令を出した後だった事か…ん?」
一先ず安全な場所を探そうとした時に視界に何かが映った
傭兵:「これは…艦装か?」
ぼろぼろの艦装が沈みながらも此方に流れてくる…
傭兵:「…例の艦娘のものかもな…この荒れた海だ…助からんだろう…せめてこれだけは…」
何気なく拾おうと触れたときー
[助けて!]
傭兵:「っつ!?」
[あの子を助けて…!]
傭兵:「あの子…? お前は一体…?」
[私じゃあもうあの子の助けてあげられない…お願い…!]
頭に響く声に煩わしさを感じ乱暴に答える
傭兵:「…荒れた海のなかを探し回って手掛かりすら見付からなかったんだ…既に部下には撤収命令は出した…これ以上此処に居ると俺までお陀仏だ…」
[お願い…!!]
傭兵:「じゃあ、お前も手伝って貰おうか…」
[…分かったわ]
傭兵:「よし、では詳しい場所をー」
場所を聞き出そうとすると壊れ掛けた艦装か光出し、傭兵の機体を包む…
傭兵:「なっ!?」
思わず目をつぶり、光が収まった時には…
傭兵:「冷たっ!? …て、なんじゃこりゃ!?」
[さぁ、案内するわ…!]
傭兵:「ちょい待て!? 人の機体と体をいじくり回してんじゃねぇ!!」
[急ぐわよ!!]
傭兵:「人の話を聞けぇ!!」
引っ張られるように案内され、視界が悪いながらも戦闘が行われているのを確認した
傭兵:「ちっ!! アイツを助けたらちゃんと成仏しろよな!! 此方、救援部隊!敵を殲滅する!!」
時雨:「…もうダメなのかな…?」
イ級:「オォォォォォォォォ!!」
時雨:「っ!!」
傭兵::「…伏せてろ」
時雨:「…え?」
ドン!!
イ級:「ギャァァァァァ!!」
時雨:「き、君は…? 」
傭兵:「…すまないが、その質問には答えられない…だが、君と敵対する気はない…早く此処から離脱しろ」
時雨:「で、でも君は…!!」
傭兵:「死に損ないが…足手まといなだけだ…距離はあるが先に行ったポイントに鎮守府があるはずだ…早く行け…!!」
時雨:「で、でも!!」
傭兵:「お前の帰りを待つものが居るだろうが!さっさと行け!!」
時雨:「う、うん!! …誰かは知らないけど、ありがとう…」
時雨が撤退を開始すると敵が阻止しようと猛攻を仕掛けてきた
傭兵:「荒れた海、敵は多数…死んだかな?」
[ふふ…冗談を…]
傭兵:「ふん…幽霊の癖に可愛くないな…では、行くとしますかね!!」
この後、激戦を制し無事に艦娘の呪い(?)が解けた傭兵は偶然を装って時雨と合流ししばらくの間彼女を預かる事となった
そして、謎の艦娘?の情報は他の鎮守府にも知れ渡り、驚愕させたと言う…
時雨:「じー…」
傭兵:「…何だ?」
時雨:「傭兵さんからあの人と同じ匂いがするなって…」
傭兵:「(犬かよ!!)馬鹿なことを…俺はこの機体が無ければ奴等とは戦えんよ」
時雨:「そうなんだけどね…不思議だなぁ…?」
傭兵の鎮守府に救援要請が掛かり、総出で捜索していた時である…
傭兵:「…皆とはぐれた…不味いな…」
荒れに荒れた海だ…視界は悪く無理もない…
傭兵:「幸いなのは撤収命令を出した後だった事か…ん?」
一先ず安全な場所を探そうとした時に視界に何かが映った
傭兵:「これは…艦装か?」
ぼろぼろの艦装が沈みながらも此方に流れてくる…
傭兵:「…例の艦娘のものかもな…この荒れた海だ…助からんだろう…せめてこれだけは…」
何気なく拾おうと触れたときー
[助けて!]
傭兵:「っつ!?」
[あの子を助けて…!]
傭兵:「あの子…? お前は一体…?」
[私じゃあもうあの子の助けてあげられない…お願い…!]
頭に響く声に煩わしさを感じ乱暴に答える
傭兵:「…荒れた海のなかを探し回って手掛かりすら見付からなかったんだ…既に部下には撤収命令は出した…これ以上此処に居ると俺までお陀仏だ…」
[お願い…!!]
傭兵:「じゃあ、お前も手伝って貰おうか…」
[…分かったわ]
傭兵:「よし、では詳しい場所をー」
場所を聞き出そうとすると壊れ掛けた艦装か光出し、傭兵の機体を包む…
傭兵:「なっ!?」
思わず目をつぶり、光が収まった時には…
傭兵:「冷たっ!? …て、なんじゃこりゃ!?」
[さぁ、案内するわ…!]
傭兵:「ちょい待て!? 人の機体と体をいじくり回してんじゃねぇ!!」
[急ぐわよ!!]
傭兵:「人の話を聞けぇ!!」
引っ張られるように案内され、視界が悪いながらも戦闘が行われているのを確認した
傭兵:「ちっ!! アイツを助けたらちゃんと成仏しろよな!! 此方、救援部隊!敵を殲滅する!!」
時雨:「…もうダメなのかな…?」
イ級:「オォォォォォォォォ!!」
時雨:「っ!!」
傭兵::「…伏せてろ」
時雨:「…え?」
ドン!!
イ級:「ギャァァァァァ!!」
時雨:「き、君は…? 」
傭兵:「…すまないが、その質問には答えられない…だが、君と敵対する気はない…早く此処から離脱しろ」
時雨:「で、でも君は…!!」
傭兵:「死に損ないが…足手まといなだけだ…距離はあるが先に行ったポイントに鎮守府があるはずだ…早く行け…!!」
時雨:「で、でも!!」
傭兵:「お前の帰りを待つものが居るだろうが!さっさと行け!!」
時雨:「う、うん!! …誰かは知らないけど、ありがとう…」
時雨が撤退を開始すると敵が阻止しようと猛攻を仕掛けてきた
傭兵:「荒れた海、敵は多数…死んだかな?」
[ふふ…冗談を…]
傭兵:「ふん…幽霊の癖に可愛くないな…では、行くとしますかね!!」
この後、激戦を制し無事に艦娘の呪い(?)が解けた傭兵は偶然を装って時雨と合流ししばらくの間彼女を預かる事となった
そして、謎の艦娘?の情報は他の鎮守府にも知れ渡り、驚愕させたと言う…
時雨:「じー…」
傭兵:「…何だ?」
時雨:「傭兵さんからあの人と同じ匂いがするなって…」
傭兵:「(犬かよ!!)馬鹿なことを…俺はこの機体が無ければ奴等とは戦えんよ」
時雨:「そうなんだけどね…不思議だなぁ…?」
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2015-02-04 17:56
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