８０６　いい女はどんな時でも笑うんだ

かなり悲壮な結末になりそうな予感がして、途中で観るのを中断していた「夜ノヤッターマン」第４夜・・・やっと観たのですが、後味が悪いというか・・・あまりにレパードちゃんが涙を流しながら笑っているラストが観ていて辛かったです。
いくらアニメとはいっても、９歳の女の子にあれだけの理不尽な体験・・・絶望どころか人間不信になってしまってもおかしくないくらいなのに、「そうなってしまったのもやむを得ない事情があるから」と、自分を裏切ったり理不尽な態度をとる人たちにさえ「根は悪くない」と一生懸命に思おうとしている・・・。
さらに過酷な運命が待ち受けていそうですが、心から人間を信じ続けることができるようにとの願いを込めて描きました。
背景は以前撮った夕焼け画像の色合いを加工したものです。

また合成した二枚は先日「レパードちゃん＆びんちょうタン」のコラボで描いたもので（「７８９　どうぞ」illust/48390919　と「７９０　囲炉裏鍋」）私の中では、びんちょうタンの優しさにふれたあとで、このエピソードがあったと位置づけています。こうした思い出が一つでも多くあれば、人間を信じ続けることができるかな・・・と思いつつ再登場です。

＊いつもより大きなサイズで投稿しています。またアナログ感重視でレパードちゃんの衣装はつぎはぎヴァージョンのままです。

＊よく辛い悲しい場面で笑顔を見せている人を「不謹慎」と批判する方がいますが、あまりに絶望的で「笑うしかない」という場合だってあります。
もっともレパードちゃんは深い絶望感で終わらず、それを突き抜けようと懸命になっているところが並の女の子ではないですね・・・そこがまた健気というか・・・グッとくるものがあるわけですが・・。
（平成２７年２月９日　完成）