サン=テグジェベリ 「夜間飛行」
最近PIXIVがただの読書録になりつつありますね。そもそも今年に入ってゲームに電源を入れてないのでさもありなん、ですが。
それはともかく今回は「星の王子様」で有名なサン・テグジェベリの「夜間飛行」です。20世紀前半、まだ飛行機による航空便が危険、いやむしろ自殺と相違ないものと扱われていた時代に、そのパイロット、及び運営会社の人間模様を描いた短編です。非常に淡々として筆致で描かれているのが特徴ですかね。
闇夜の中、光明を見出そうとするパイロット、それを心配する妻、そしてそれを管理する管理会社の人々。それぞれ魅力的な人物が描かれますが、最も印象に残ったのは管理会社の上役、リヴィエール氏でした。徹底的な現実主義者で不眠症であってもそれに益があるなら利用してやるさ、という姿勢なのはこの標語の通りです。とはいえ会社の運営に必死なのは間違いなく――
本編は140ページほどの短編です。何かの拍子に見つけられたら、一読をオススメします。
しかしこの素材の望月さん、可愛過ぎでは…!!
(新潮文庫 「夜間飛行」 1956/2/22)
それはともかく今回は「星の王子様」で有名なサン・テグジェベリの「夜間飛行」です。20世紀前半、まだ飛行機による航空便が危険、いやむしろ自殺と相違ないものと扱われていた時代に、そのパイロット、及び運営会社の人間模様を描いた短編です。非常に淡々として筆致で描かれているのが特徴ですかね。
闇夜の中、光明を見出そうとするパイロット、それを心配する妻、そしてそれを管理する管理会社の人々。それぞれ魅力的な人物が描かれますが、最も印象に残ったのは管理会社の上役、リヴィエール氏でした。徹底的な現実主義者で不眠症であってもそれに益があるなら利用してやるさ、という姿勢なのはこの標語の通りです。とはいえ会社の運営に必死なのは間違いなく――
本編は140ページほどの短編です。何かの拍子に見つけられたら、一読をオススメします。
しかしこの素材の望月さん、可愛過ぎでは…!!
(新潮文庫 「夜間飛行」 1956/2/22)
12
10
1051
2015-02-12 20:17
Comments (6)
昭和17(1942)年4月23日、『艦これ』では実装不可能な特設監視艇第23日東丸が第一報を送った日本本土初空襲「ドーリットル空襲」に参加していたら、サン・テグジュペリの評価はどうなったんだろう?と思ったり。(『第二次大戦航空史話』を読んで知った史実…。)
ちなみにこの望月はどなたのですか?
『星の王子様』が有名ですが、夜間飛行の次は『南方郵便機』がオススメであります。
View Replies