【トビクエ2】再び、なくしていくものを。
国境・盗賊団戦、何だかんだで長くなっちゃいましたなぁ。
次回からスマブラパートへ移りますぞ。
トビクエ2ガイドブック→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4253151
これまでの冒険の道行き→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4370910
★★(2015.2/28.昼)閲覧数248&評価50点&ブクマ5&コメ7と、皆様ありがとうございます
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媒体上、作品アンケートが閲覧できない方はコメント欄からの投票のみですがご了承ください。
【63】再び、なくしていくものを。
「振り返る村長」12票。
あなたはゆきみがこの辺りにいるのかと思って周囲へ視線をめぐらせました。
しかし、どこにも姿は見えませんでした。
「…もう帰っちゃった、のか…。……なんか…ごめん…。ありがとう…。………」
「どういたしまして。相変わらず、お声が小さすぎますね、勇者様。それじゃあ全く聞こえませんよ?」
「!」
あなたが声に驚いて顔を上げると、ゆきみは少し離れた所に立っていました。
「えっ、あ、え…ゆ…ゆき、ゆきみ、さん…」
「ちなみにわたし、読唇術を心得ておりますので。…それでは。」
「あ、あいかわらず、って……あ、行っちゃったか…。…あの子、前に会った時も名前だけ自分に教えて、他の3人と一緒にさっさと村から出て行ったんだったよな………。やっぱり…自分が「勇者」をやってる時に、知り合って……忘れちゃったんだろう、な……。」
ごん。
「あうあっ。」
突然、背後から軽いげんこつを食らって、あなたは地面にしゃがみ込みました。
「さァて勇者…、約束通り、説明してもらおーじゃねーかィ?」
「もお、かぶきちっ。殴るのはいけません」
「軽ーくやっただけだ、軽ーく。おい、勇者、別に痛かねェだろ?あァ?」
「は?え?ちょ、あの、カブキチサン……や、約束?しまし、たっけ…?」
「しただろうが、ちょっと前に。「話は後だ」って。」
「あ、ああ……。え、でも、何で、自分の方が、何を説明しろって………」
「な・に・言っ・て・や・が・る。「巻き込んでごめんなさい」とか手紙残して、勝手にどっかに消えて、そんでこんな所で盗賊団に絡まれてるのは、いってェどこのどいつだい?言ってみな」
「う。」
「まったく!弱っちいクセにこんな所うろうろしてるなんてアホじゃねェのかお前さん!オレ達がたまたまタヌキハウジング亭で依頼を受けて盗賊団を懲らしめに来たから良かったものの、そうじゃなかったらどうするつもりだったんだよ!」
「ご、ごめんなさい……」
「わたくし達、勇者様をとても心配していたのです。こうしてまたお会いできて良かったですの」
「マコトニ、す、すみません………」
「という訳で、俺からも、電撃もらっとく?欲しいんなら喜んでプレゼントするけど。で、その後に感想教えて。書くから。」
「…………出来るなら欲しくないデス……。」
「わ~い♪村長君~良かったね~♪またみんなと会えて~、僕も嬉しいな~!」
「アルベルトさんは勇者様と合流できていたのですね。わたくしも嬉しいですの♪」
「………………」
あなた達が和気藹々としているのを見ながら、パオロはじっと何かを考えていました。
「…ん?どうした?パオロ。腹でも痛いのか…?」
「…え?ううん…クスケチャ、ボクは大丈夫パオ。…えっと、皆さん!お話中、ごめんパオ!少しだけ、聞いてくれないかな…?」
「?」
そう言ってパオロは、かぶきち達3人に自己紹介と、この世界へ来た理由を説明しました。
「…そういう訳で、勇者君と一緒に旅をすればボク達の世界を救う手掛かりを掴めるかと思って、ボクとクスケチャは一緒に行動させてもらっていたんだパオ。でも今回の盗賊団との戦いでこんなに苦戦してしまって、正直情けない気持ちパオ。今はぐれているボク達の世界の勇者と合流すれば、きっと何とかなるだろうと思ってたけど、ボクは甘かったかもしれない…。だから、お願いします!会ったばかりの皆さんにこんな事を頼むのもおかしいんだけど、どうか、ボクに協力して欲しいパオ!勇者くん、アルベルトくん、かぶきちさん、エルムさん、サトチュウさん!」
「おっ、おい!パオロ、何でお前が頭を下げるんだよ!情けないのはむしろオレの方だっ!お前はずーっと頑張ってたじゃねーかよ!…ああもうッ!えっと、とにかくみんな!オレからも頼むぜ!このとおりだ!」
「ま、まあ、頭を上げてください、お二人共…」
「…で、どうすんの?まあ、もしかしたら、危ないのはあちらさんの世界だけじゃないみたいだけど?」
「世界を救う大仕事ってェ訳か……。オレはいいぜ!引き受けた!お嬢もそれでいいだろ?」
「かぶきちは困ってる人をほっとけない性格ですものね…。ええ、もちろんですの。僧侶様、わたくしも微力ながら、お手伝いさせて頂きますの。なんたって世界の平和のためですものね。不謹慎ですが、何だかわたくし、お話の登場人物になったみたいでわくわくしてきましたわ」
「ま、俺は大ヒット小説を書くための取材で付いてくるだけだけどね。」
「みなさん…!ありがとう、ありがとうパオ…!本当に心強いパオ!」
「もちろん僕も手伝うよ~!わ~、てことは~、これからみ~んなで旅するんだね~?楽しくなるね~!クスケチャさん~!」
「だからちょと待てオレはケチャケチャ!…………………って、あ?あ、れ?」
「…エヘヘ…。ケチャケチャのば~か。パオ」
あなたはそんなみんなの様子を黙って見つめていました。
①近寄る
②離れる
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【63】再び、なくしていくものを。
「振り返る村長」12票。
あなたはゆきみがこの辺りにいるのかと思って周囲へ視線をめぐらせました。
しかし、どこにも姿は見えませんでした。
「…もう帰っちゃった、のか…。……なんか…ごめん…。ありがとう…。………」
「どういたしまして。相変わらず、お声が小さすぎますね、勇者様。それじゃあ全く聞こえませんよ?」
「!」
あなたが声に驚いて顔を上げると、ゆきみは少し離れた所に立っていました。
「えっ、あ、え…ゆ…ゆき、ゆきみ、さん…」
「ちなみにわたし、読唇術を心得ておりますので。…それでは。」
「あ、あいかわらず、って……あ、行っちゃったか…。…あの子、前に会った時も名前だけ自分に教えて、他の3人と一緒にさっさと村から出て行ったんだったよな………。やっぱり…自分が「勇者」をやってる時に、知り合って……忘れちゃったんだろう、な……。」
ごん。
「あうあっ。」
突然、背後から軽いげんこつを食らって、あなたは地面にしゃがみ込みました。
「さァて勇者…、約束通り、説明してもらおーじゃねーかィ?」
「もお、かぶきちっ。殴るのはいけません」
「軽ーくやっただけだ、軽ーく。おい、勇者、別に痛かねェだろ?あァ?」
「は?え?ちょ、あの、カブキチサン……や、約束?しまし、たっけ…?」
「しただろうが、ちょっと前に。「話は後だ」って。」
「あ、ああ……。え、でも、何で、自分の方が、何を説明しろって………」
「な・に・言っ・て・や・が・る。「巻き込んでごめんなさい」とか手紙残して、勝手にどっかに消えて、そんでこんな所で盗賊団に絡まれてるのは、いってェどこのどいつだい?言ってみな」
「う。」
「まったく!弱っちいクセにこんな所うろうろしてるなんてアホじゃねェのかお前さん!オレ達がたまたまタヌキハウジング亭で依頼を受けて盗賊団を懲らしめに来たから良かったものの、そうじゃなかったらどうするつもりだったんだよ!」
「ご、ごめんなさい……」
「わたくし達、勇者様をとても心配していたのです。こうしてまたお会いできて良かったですの」
「マコトニ、す、すみません………」
「という訳で、俺からも、電撃もらっとく?欲しいんなら喜んでプレゼントするけど。で、その後に感想教えて。書くから。」
「…………出来るなら欲しくないデス……。」
「わ~い♪村長君~良かったね~♪またみんなと会えて~、僕も嬉しいな~!」
「アルベルトさんは勇者様と合流できていたのですね。わたくしも嬉しいですの♪」
「………………」
あなた達が和気藹々としているのを見ながら、パオロはじっと何かを考えていました。
「…ん?どうした?パオロ。腹でも痛いのか…?」
「…え?ううん…クスケチャ、ボクは大丈夫パオ。…えっと、皆さん!お話中、ごめんパオ!少しだけ、聞いてくれないかな…?」
「?」
そう言ってパオロは、かぶきち達3人に自己紹介と、この世界へ来た理由を説明しました。
「…そういう訳で、勇者君と一緒に旅をすればボク達の世界を救う手掛かりを掴めるかと思って、ボクとクスケチャは一緒に行動させてもらっていたんだパオ。でも今回の盗賊団との戦いでこんなに苦戦してしまって、正直情けない気持ちパオ。今はぐれているボク達の世界の勇者と合流すれば、きっと何とかなるだろうと思ってたけど、ボクは甘かったかもしれない…。だから、お願いします!会ったばかりの皆さんにこんな事を頼むのもおかしいんだけど、どうか、ボクに協力して欲しいパオ!勇者くん、アルベルトくん、かぶきちさん、エルムさん、サトチュウさん!」
「おっ、おい!パオロ、何でお前が頭を下げるんだよ!情けないのはむしろオレの方だっ!お前はずーっと頑張ってたじゃねーかよ!…ああもうッ!えっと、とにかくみんな!オレからも頼むぜ!このとおりだ!」
「ま、まあ、頭を上げてください、お二人共…」
「…で、どうすんの?まあ、もしかしたら、危ないのはあちらさんの世界だけじゃないみたいだけど?」
「世界を救う大仕事ってェ訳か……。オレはいいぜ!引き受けた!お嬢もそれでいいだろ?」
「かぶきちは困ってる人をほっとけない性格ですものね…。ええ、もちろんですの。僧侶様、わたくしも微力ながら、お手伝いさせて頂きますの。なんたって世界の平和のためですものね。不謹慎ですが、何だかわたくし、お話の登場人物になったみたいでわくわくしてきましたわ」
「ま、俺は大ヒット小説を書くための取材で付いてくるだけだけどね。」
「みなさん…!ありがとう、ありがとうパオ…!本当に心強いパオ!」
「もちろん僕も手伝うよ~!わ~、てことは~、これからみ~んなで旅するんだね~?楽しくなるね~!クスケチャさん~!」
「だからちょと待てオレはケチャケチャ!…………………って、あ?あ、れ?」
「…エヘヘ…。ケチャケチャのば~か。パオ」
あなたはそんなみんなの様子を黙って見つめていました。
①近寄る
②離れる
6
6
1022
2015-02-17 02:28
Comments (13)
ここは絶対に近寄る一択でしょう‼心強いメンバーになりましたね(^_^)多人数メンバーになったことで、色々な戦術がうまれそうですね。これからもっともっと楽しみです(*´∀`)♪
View Replies(張本風ご意見番)これはもう、村長君には近寄ってもらわないと。折角助けて貰えたんだから。あと私もね、初代版を見通しましたけど、迫力あるストーリーでしたよ。
View Repliesこ、これは!! 初代メンバーの4名ですね。問題ですが、流れからしてこれ以上、村長に一人行動はさせません。という事で1一括でお願いします。2だったら、またろくでもない事になりそうな気がします。
この絵は前回の大切な仲間達の…!ほんの僅かですが、何か得られたのかな?とりあえず選択肢は もちろん「近寄る」一択です!これで、かぶきちさんパーティとパオロ君パーティが合流できましたね!これでやっとバランスの良いパーティになりましたね。
View Replies村長のキャラ的には(2)な気がするけど、変わって欲しいので(1)x2でお願いします!
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