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リー・エンフィールド

○リー・エンフィールド○
第一次、第二次世界大戦を通して活躍したイギリス軍の傑作歩兵小銃である。
1888年に制式採用されたリー・メトフォード小銃の改良型として開発、1895年から1958年までの60年間に渡って姿形を変えながらイギリス及び元植民地の軍や警察で採用され、現在でも一部で使用されている。
エンフィールド最大の特徴はメトフォードと同様に脱着可能な10発入りの複列弾倉(ダブルカラムマガジン)を備えていると言うことだった。また、諸外国のボルトアクション方式小銃よりもボルトの後退幅と回転角が小さいため素早い排莢と装填を可能とし、照準器から視線を外すこと無く連続した射撃を行うことが出来た。
世間一般的に知られているのは第一次世界大戦で活躍した『Mk.III』である。使用弾薬は『.303ブリティッシュ実包(7.7×56mmR弾)』と前型と同様だが、作動機構と薬室の改良で新採用のMk.VII弾(高速弾)が使用可能となった。第二次世界大戦で主流になった『Mk.IV』は設計構造の簡略化などに加えて通称『スパイク・バヨネット』と呼ばれる新しい銃剣が採用されおり、その先鋭的な外観からイギリス軍の将兵達から「豚を突付く棒」と渾名されていた。

【諸元性能:Mk.III】
全長:1130mm 銃身長:640mm 重量:3900g 作動方式:ボルトアクション方式
使用弾頭:7.7mm×56mmR弾 銃口初速:744m/秒 装弾数:10発 有効射程:918m

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2015-02-20 14:28

 Акки@


Comments (22)

蒼執事 2015-02-21 00:21

長所と短所、一長一短な性能を持つのがボルトアクションライフル!そして俺はボルトアクションライフルが大好きだ!モシン・ナガンとか形が滅茶苦茶格好良すぎ!三八式は隠密出来るほどの発砲炎の少なさとか凄すぎ!

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Акки@ 2015-02-20 22:01

何だかんだで一世紀以上たってますからね。

シュトルモビク 2015-02-20 21:26

枝を掃ったり缶詰開けたりにはまったく役に立たんと、兵士たちからは評判が悪かったとも聞きますな>スパイク・バヨネットw

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取り回し効く使い勝手の良さそうな銃ですね。その点我がソヴィエトのモシン・ナガンや帝国日本の38式などは実は主力が重剣じゃないかと疑わせるくらい長いですからねェ。

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faust 2015-02-20 17:50

エンフィールド関係ないけど欧州の銃というと ぶどう弾が印象にのこってますね。 添えられた銃剣がステキ。 同志!対戦車ライフルは個人携行武器に 含まれますか?(パワー厨

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