【ぴくカゲⅡ】仕事の依頼【扉前の攻防】

○月▽日　晴れ　依頼人が事務所兼自宅にやって来た。見た目や口調はいかにも優等生っぽい感じの女子高生であり、多分飼い猫の捜索だろうと踏んでいた。だが違った。それどころか予想を遥か斜め上だった。依頼人は俺と同じくカゲ使いだった。そして、旋華とか言う中立を貫く派閥のリーダーらしい、こんな華奢な体で大したモンだ。そして依頼の内容は影向派が占拠する扉と研究所の資料の奪取らしい。正直派閥争いにも扉の秘めたる力なんてモノも興味は無かったが依頼料はおろか成功料も桁外れで、俺はつい二つ返事で承諾してしまった。×月乙日　曇りのち晴れ　昨日の依頼を受けたことに後悔している。夜、俺は扉がある施設とやらに停電と同時に表口がら潜入。しかし、塀の向こうやら上空やらあちこちで炎やの氷やの火花やのが飛び散っている。それに混じって血の臭いまでも漂ってきて、これは依頼の前に自分の命が心配になってきた。それから、なんやかんや(もう書くのメンドイから省略でいいや)で旋華のメンバーで俺と同じ資料の奪取を目的とする子供に出合う。ソイツに昨日の事を話すと疑うことなくアッサリと協力してくれることになった。多分アタマ弱いんだな。／なんかヘタな絵で無理やりクロスしましたゴメンナサイ。時間的には停電後で。クロス先は麻宮 調さんillust/4755991と深海 甲さんillust/4648137です。それとこれが旋華です。illust/4648624