物語の始まり

『仮止め屋』
大通りにひっそりと佇むお店がある。オープンという札以外はなんの店かもわからない。いつもなら通り過ぎるところなのに、なぜだかその日は中に入ってみようと思った――。

「もし、ひとときでも繋ぎ止めたいものがあるならこちらの店に来てください。それが日用品であろうと、人の思いであろうと」
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2015-04-14 22:43

 かな熊童子


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