【PFT】無魔力を悔みながら【天望の儀式】

モカ「なんや、ここ、けったいなところやなあ・・・。不気味っちゅーより、不思議な空間やわ。」
モカと護衛用のホムンクルスは塔の下層を探索していた。幸いにしてモンスターには出会わなかったが、モカは肝を冷やしながら、歩いていた。
モカ「なあ、フェデルタ。そば離れんといてよ？ウチ、戦えへんから・・・。」
フェデルタ、モカの知る言語の１つで「忠誠」を意味する言葉を名前に与えられたホムンクルスは静かにうなずく。フェデルタが首に付けているのは、モカが持っていた予備の青い数珠。それが小さく揺れる。
モカの手には、本が１つ握られていた。その本には「世界魔道美術図鑑」とある。中を確認したら、モカが見たことのないようなものまで載っている美術図鑑だった。魔力が込められたものばかり載ってるようである。
ともかく、彼女らは１度、リスタルの元へ帰ることにした。魔法使いならば魔力を感じて、すぐに魔道関連のものかわかるのだが、普通の人間であるモカにはそれができない。己の無力さを悔みつつも、モカは無事に帰還できるように、祈りを込めた目で、フェデルタを見つめた。

塔の内部にて探索後帰還します。帰還途中ですので、エンカウントや合流OKですー！

お借りしました
護衛用ホムンクルス様（使用者が好きに命名して良いとのことで、フェデルタと名付けさせて頂きました）illust/50693394

魔力無いうちの子illust/49688068