ホワイトホールちゃん
ホワイトホールちゃんは突如現れたわけではない。元々はごく普通の女の子だった。彼女はうっかり深淵を覗いてしまったばかりに、その出口を探し続けることとなった。そしてその答えを自らの精神状態に委ねた結果、彼女の頭髪部分が深淵の出口となってしまった。ホワイトホールちゃんの頭髪は自由膨張を繰り返しており、彼女の気分が高揚すると、ホワイトホールは世界を覆わんばかりに膨らむ。気分が落ち着くと元に戻る。ホワイトホールちゃんは、本当の名前を深淵に吸い込まれてしまったため、アイデンティティを失った状態である。ホワイトホールちゃんは、恋をしたことがない。
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2009-07-15 07:42
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