巨烈獣ガンマー
第30話「怪力ガンマー脳天つぶし」に登場。激怒配下。
◆概要
鳥に似た顔と破壊のみに特化した両腕、どんなものでも打ち砕くといわれる怪力を備えた巨烈獣です。
激怒配下の巨烈獣は真っ向パワー勝負が得意な輩が多いですが、それを最も体現している個体のひとつ。
ボディも非常に頑健で、同じ巨烈獣であるゲルトの星球分銅を足の裏で受け止めて踏みつぶすほどです。
意志はあるようですが言葉は発することができず、カン高い鳴き声をあげて獲物に襲いかかります。
この鳴き声はガンマーに限らず、当時の鳥系怪獣がよく発してた気がするんですが元ネタは何ですかね。
ちなみに、サブタイに反して特に脳天をつぶす類の技は持ち合わせていません。洸の肩なら折りましたけど。
◆戦力・能力
・ガンマーキック
予告でも言及されていた、頑丈な脚部を用いての攻撃。
上述の通り、巨烈獣ゲルトの武器を足の力だけで粉々に踏み壊してしまうことができます。
上空から勢いをつけての蹴りではライディーンの肩をしたたかに痛めつけ、洸自身の肩の骨をも折りました。
・脚部ハーケン
大腿部にあたる位置に装備された一対の射出式ハーケン。同じ体格の相手なら軽々と撥ね飛ばしてしまいます。
リーチがかなり長い中距離武器ですが、一瞬で繰り出せるためむしろ格闘戦において多用されます。
体勢の崩れた相手へ、後述のデビルクローで追い打ちをかけるのが常套手段。
・回転デビルクロー
刺突状のクローに、さらに回転ノコが装備された物騒きわまりない武器。
貫けないものはないのではないかというほどに鋭く、同じ巨烈獣であっても簡単に切り裂いてしまいます。
ライディーンに対してもその破壊力を遺憾なく発揮し、ゴッドブロックでも直撃を防ぐことはできません。
もしボディ自体にまともに貰っていたら、ライディーンとてただでは済まなかったでしょう。
常に高熱でも発しているのか、ゴッドゴーガンを受け止めた際は矢のほうが溶けてしまっていました。
・肩部カッター
肩にも鋸歯状カッターがありますが、こちらは回転しないかわりに射出することができます。
命中するとさらに放電を発し、敵をさんざんに痛めつけることが可能。
これでライディーンの動きを封じ、さらに回転デビルクローでトドメを狙いました。
・リング光線
口から発射するリング状の光線。色はピンク色です。
劇中では、ブルーガーに対してとゴッドバードに対しての二度が使用例として確認されています。
このうち、前者はほぼ画面外で使ったのでどこから出したのかわかりませんでした。
ゴッドバードにはほとんど効いていません。稲妻殺法の雷で中和されたんでしょうか。
◆劇中での扱いなど
御前試合で巨烈獣ゲルトに完勝を遂げ、ライディーンへ挑戦。
得意のパワー殺法で押しまくり、洸がレッド団のガードに回ったこともあって優位に立ちました。
ガンマーキックでライディーンの肩を痛めつけ、洸の肩の骨をへし折りますが直後に自らも痛手を受けます。
形勢不利とみた激怒の指示により、その場は撤退することになりました。
傷を癒しての第2ラウンドでは激怒の指示を受け、ライディーンの右肩を執拗に狙うヒールファイトを展開。
ゴッドミサイルやゴッドブーメランを撥ね返し、肩部カッターでライディーンを崖に釘付けにすると
必殺の回転デビルクローでトドメに移り、ギリギリのところまで追い詰めるに至りました。
が、仲間や幻影の母の激励で底力を発揮したライディーンの前に形勢が逆転。
得意の格闘戦で逆にタコ殴りの憂き目に遭い、ゴッドアローで首に大ダメージを受けてしまいます。
苦し紛れに繰り出したハーケンも見切られて叩き折られ、ゴッドバード稲妻殺法が発動。
リング光線で果敢に迎撃しますが全く通用せず、真っ向からブチ抜かれて爆発四散しました。
総合的にみて強力な巨烈獣であることに疑いはありませんが、コレという一芸には乏しかったりします。
回転デビルクローも、コーカツやレーザルの大技にくらべると地味な印象が拭えませんし。
そういった大技とは関係なく戦闘能力自体が高い巨烈獣、という言い方もできますけどね。
◆余談
・他メディアへの出演経験はなし。出しづらいわけじゃないと思うんですが……
・スパロボにおいては、射程の短さがネックになる予感。
近づかれると怖いはずですが、その前にスナイパー組の射撃でボコボコにできそうです。
移動後中距離と思われるハーケンが最も厄介な武器になるかもしれません。命中率も高そうだし。
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2015-07-30 00:27
Comments (2)
前半の巨烈獣の中ではかなり強い部類に入ると思うのですが、やはり決め手に欠けましたかね?劣勢になったライディーンに洸の母親の情報が届かなければ勝てたかも知れませんが、そういう意味では運のない巨烈獣でした。
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