進化の探求者オメガバルタン星人「エンデ」
「龍輝」関連のキャラで、バルタン星人を魔改造しまくった結果、ほとんど別物に変身してしまいました。
オメガバルタン星人と言う、バルタン星人が進化したものですが、オメガバルタン星人と呼ばれる個体は今の所彼一人です。名前もドイツ語の終わりを意味する「エンデ」を冠しています。これは自分自身がバルタン星人の進化の果てもしくは最先端を行っていると言う自負から来ています。
6年前に地球に襲来し、自身の目的「更なる進化を重ねて、更なるオメガバルタン星人となる」為にウルトラアースの変身者になる前の咲耶を襲っていますが、彼女を庇った龍輝がウルトラマンリベリオンの変身者となり、ウルトラマンリベリオンと対峙、敗北を喫し、撤退しています。その時はパワードバルタンに似たシャープな体躯をしていました。
それからは沈黙を保っていましたが、龍輝達が高等部に昇級した時に訓練怪獣「グロッケン」を地球に送り込み、咲耶を変身者に覚醒させる為に彼女を追い詰めさせています。咲耶はこの時にウルトラアースの変身者に覚醒し、グロッケンを倒しています。エンデ自身、グロッケンは彼女を成長させる為に送り込んだ怪獣なので倒されても痛くも痒くもなく、むしろそれこそが望んだ結果でした。
彼の目的は上記にもある通り自身の進化で、自分に相応しい素材を生み出す事が出来る強い力を持つ母体を求めています。ですから別に咲耶に拘る必要はないのですが、進化してきた自分を打ち負かしたリベリオンこと龍輝をライバルと認め、彼に勝つ事も目的の一つとなった為、龍輝の傍にいる最適の母体候補である咲耶を求めているのです。
いやぁ、ライバルになるバルタン星人を考えていたら結果、一度はとあるスーパーロボットと融合しましたがこっちがいいかなと思って変更しました(;´∀`)カラーリングは赤と黒です。
ちなみにこのエンデ、四肢を生体金属に進化させていて腕を形状変化させてハサミをハンマーみたいに大きくしたり、槍のように細くしたり出来る上に分身能力を使ったり体を2つのパーツに分離させて攻撃を回避したりします。必殺技は腹部のひし形部分から放つ「バルタンビーム」。他にも多彩な技を持っていますし、リベリオンに負けた事で格闘能力に防御力も非常に高くなるように進化させています。
この通り、かなり色物な感じになっていますので「こんなのバルタンじゃねぇっ!」等々思うファンの方がいらっしゃるかと思います(;´∀`)ですのでこれはバルタンの姿を模したバッタもの、と思って頂ければ幸いです。
その日、ウルトラマンリベリオンこと龍輝はいつものように宇宙で地球にやって来る宇宙人の集団の相手をしていた。
「…なんだか最近、やって来る宇宙人の数と頻度が増えたような気がするな…」
今日の襲来の波を食い止め終えた龍輝は、最近になって増え続けてきた宇宙人の数に首を捻る。
「相変わらず、凄まじい戦闘力だ。だがそれでこそ我がライバルに相応しい…」
「!?」
考え事をしていた龍輝にかけられた突然の声に、彼はすぐに戦闘態勢になり、そちらに振り向く。
そこには一人の宇宙人が立っていた。
「…お前は…オメガバルタン星人、か…?」
その姿を見てなお確かめるように呟く龍輝に目の前の宇宙人―オメガバルタン星人は頷く。
「ふふふ…そうだ、私だ、エンデだ。久しいな、6年振りか?」
「ああ、そうだな。しかし…随分と大胆なイメチェンじゃねぇか…悪くないぜ」
まるで友人と出会ったかのように二人は言葉を交わす。
「ふふふ…そうか?」
「ああ…それで?わざわざ進化した肉体を見せに来た訳じゃねぇだろ?…咲耶か?」
話を切り替えるようにエンデの目的を尋ねる。
その瞬間、龍輝は先程まで相手をしていた宇宙人達の戦い以上の気迫を纏う。
「ふふ…確かに最終的な目的は咲耶くんだが…今の彼女を手に入れようとは思っていないよ」
「どう言う…、…まさか」
凄まじい気迫を纏う龍輝を前に、楽しそうに笑いを漏らすと龍輝の問いかけに答える。
その答えを訝しむ龍輝だが、すぐにその言葉の裏に隠された真意を察する。
龍輝が自分の考えに気付いた事が分かるとエンデは嬉しそうに笑みを浮かべる。
「君のそう言う、勘のいい所は好きだよ」
「…ここ最近、地球にやって来る宇宙人がやたら多くなったのはお前が原因か?そいつらと戦わせて…咲耶を鍛える為に…」
「ふふふ…咲耶くんを鍛える、と言う所は合っているが…彼らが地球にやって来ているのは私はまったく関与していないよ…」
最近、増え続けている宇宙人の原因がエンデではないかと考えた龍輝だが、その考えはエンデに否定される。
エンデは余程、龍輝の事が気に入っているのか、不思議と彼に対しては誠実に接している為、その言葉に嘘はないと素直に受け取る。
「彼らではせいぜい場数を踏ませる程度にしかならないよ。私はあくまで彼女の成長だからね。まぁ場数を踏む事も成長と言われればそれまでだが」
「…」
「安心したまえ。今回はその事を君に宣言しに来ただけなんだから」
エンデの言葉で龍輝は無言のまま、戦闘態勢に入る。
「ふふ…だが彼女の成長を促す事は君によっても悪いものではないはずだが?」
「…」
「彼女の意思を尊重したいのだろう?リベリオンと共に地球を護る為に戦う、と言う意思を。その為に彼女が強くなる事は避けられまい?」
エンデの言葉に戦闘態勢を維持したまま龍輝は歯を食い縛る。
それが彼の中の答えを意味していた。
「ふふふ…私としても彼女に死なれては困る…成長を促す怪獣や宇宙人を送り込むにしてもギリギリの奴を送らせてもらうよ。それでもし彼女が巻き返せない程の危機に陥れば、君が助ければいいじゃないか。違うかい?」
「…」
「ふ、では私はこれで失礼させてもらうよ、龍輝…これからもお姫様を私の為に護り続けてくれたまえ、騎士様」
エンデはそう言って軽い皮肉を言うとその場を去っていく。
龍輝はその後を追い、エンデを倒す事が出来なかった。
「あいつは…咲耶は…絶対にお前には渡さない…っ!」
既に姿が見えないライバルに、龍輝は新たな決意を固めるのであった。
オメガバルタン星人と言う、バルタン星人が進化したものですが、オメガバルタン星人と呼ばれる個体は今の所彼一人です。名前もドイツ語の終わりを意味する「エンデ」を冠しています。これは自分自身がバルタン星人の進化の果てもしくは最先端を行っていると言う自負から来ています。
6年前に地球に襲来し、自身の目的「更なる進化を重ねて、更なるオメガバルタン星人となる」為にウルトラアースの変身者になる前の咲耶を襲っていますが、彼女を庇った龍輝がウルトラマンリベリオンの変身者となり、ウルトラマンリベリオンと対峙、敗北を喫し、撤退しています。その時はパワードバルタンに似たシャープな体躯をしていました。
それからは沈黙を保っていましたが、龍輝達が高等部に昇級した時に訓練怪獣「グロッケン」を地球に送り込み、咲耶を変身者に覚醒させる為に彼女を追い詰めさせています。咲耶はこの時にウルトラアースの変身者に覚醒し、グロッケンを倒しています。エンデ自身、グロッケンは彼女を成長させる為に送り込んだ怪獣なので倒されても痛くも痒くもなく、むしろそれこそが望んだ結果でした。
彼の目的は上記にもある通り自身の進化で、自分に相応しい素材を生み出す事が出来る強い力を持つ母体を求めています。ですから別に咲耶に拘る必要はないのですが、進化してきた自分を打ち負かしたリベリオンこと龍輝をライバルと認め、彼に勝つ事も目的の一つとなった為、龍輝の傍にいる最適の母体候補である咲耶を求めているのです。
いやぁ、ライバルになるバルタン星人を考えていたら結果、一度はとあるスーパーロボットと融合しましたがこっちがいいかなと思って変更しました(;´∀`)カラーリングは赤と黒です。
ちなみにこのエンデ、四肢を生体金属に進化させていて腕を形状変化させてハサミをハンマーみたいに大きくしたり、槍のように細くしたり出来る上に分身能力を使ったり体を2つのパーツに分離させて攻撃を回避したりします。必殺技は腹部のひし形部分から放つ「バルタンビーム」。他にも多彩な技を持っていますし、リベリオンに負けた事で格闘能力に防御力も非常に高くなるように進化させています。
この通り、かなり色物な感じになっていますので「こんなのバルタンじゃねぇっ!」等々思うファンの方がいらっしゃるかと思います(;´∀`)ですのでこれはバルタンの姿を模したバッタもの、と思って頂ければ幸いです。
その日、ウルトラマンリベリオンこと龍輝はいつものように宇宙で地球にやって来る宇宙人の集団の相手をしていた。
「…なんだか最近、やって来る宇宙人の数と頻度が増えたような気がするな…」
今日の襲来の波を食い止め終えた龍輝は、最近になって増え続けてきた宇宙人の数に首を捻る。
「相変わらず、凄まじい戦闘力だ。だがそれでこそ我がライバルに相応しい…」
「!?」
考え事をしていた龍輝にかけられた突然の声に、彼はすぐに戦闘態勢になり、そちらに振り向く。
そこには一人の宇宙人が立っていた。
「…お前は…オメガバルタン星人、か…?」
その姿を見てなお確かめるように呟く龍輝に目の前の宇宙人―オメガバルタン星人は頷く。
「ふふふ…そうだ、私だ、エンデだ。久しいな、6年振りか?」
「ああ、そうだな。しかし…随分と大胆なイメチェンじゃねぇか…悪くないぜ」
まるで友人と出会ったかのように二人は言葉を交わす。
「ふふふ…そうか?」
「ああ…それで?わざわざ進化した肉体を見せに来た訳じゃねぇだろ?…咲耶か?」
話を切り替えるようにエンデの目的を尋ねる。
その瞬間、龍輝は先程まで相手をしていた宇宙人達の戦い以上の気迫を纏う。
「ふふ…確かに最終的な目的は咲耶くんだが…今の彼女を手に入れようとは思っていないよ」
「どう言う…、…まさか」
凄まじい気迫を纏う龍輝を前に、楽しそうに笑いを漏らすと龍輝の問いかけに答える。
その答えを訝しむ龍輝だが、すぐにその言葉の裏に隠された真意を察する。
龍輝が自分の考えに気付いた事が分かるとエンデは嬉しそうに笑みを浮かべる。
「君のそう言う、勘のいい所は好きだよ」
「…ここ最近、地球にやって来る宇宙人がやたら多くなったのはお前が原因か?そいつらと戦わせて…咲耶を鍛える為に…」
「ふふふ…咲耶くんを鍛える、と言う所は合っているが…彼らが地球にやって来ているのは私はまったく関与していないよ…」
最近、増え続けている宇宙人の原因がエンデではないかと考えた龍輝だが、その考えはエンデに否定される。
エンデは余程、龍輝の事が気に入っているのか、不思議と彼に対しては誠実に接している為、その言葉に嘘はないと素直に受け取る。
「彼らではせいぜい場数を踏ませる程度にしかならないよ。私はあくまで彼女の成長だからね。まぁ場数を踏む事も成長と言われればそれまでだが」
「…」
「安心したまえ。今回はその事を君に宣言しに来ただけなんだから」
エンデの言葉で龍輝は無言のまま、戦闘態勢に入る。
「ふふ…だが彼女の成長を促す事は君によっても悪いものではないはずだが?」
「…」
「彼女の意思を尊重したいのだろう?リベリオンと共に地球を護る為に戦う、と言う意思を。その為に彼女が強くなる事は避けられまい?」
エンデの言葉に戦闘態勢を維持したまま龍輝は歯を食い縛る。
それが彼の中の答えを意味していた。
「ふふふ…私としても彼女に死なれては困る…成長を促す怪獣や宇宙人を送り込むにしてもギリギリの奴を送らせてもらうよ。それでもし彼女が巻き返せない程の危機に陥れば、君が助ければいいじゃないか。違うかい?」
「…」
「ふ、では私はこれで失礼させてもらうよ、龍輝…これからもお姫様を私の為に護り続けてくれたまえ、騎士様」
エンデはそう言って軽い皮肉を言うとその場を去っていく。
龍輝はその後を追い、エンデを倒す事が出来なかった。
「あいつは…咲耶は…絶対にお前には渡さない…っ!」
既に姿が見えないライバルに、龍輝は新たな決意を固めるのであった。
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2015-08-14 07:00
Comments (34)
ハッサムとストライクポケモンが合体した姿に見える 最近アシュタルさんの作品をよく見るとポケモンネタが発見できました
ゴジラ「何者だ…貴様は」
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