終戦

日本の戦艦“長門”

終戦の時、燃料不足の為に浮き砲台となり、『もう使わないから』『航行しないから』という理由で、高角砲や副砲、更には煙突上部を撤去。

擬装の為に甲板では、カボチャやヘチマ等も植えられていたという…

終戦時の写真を見たんですが…
主砲台こそ残されていたものの、あまりにも寂しい感じしかしませんでした…。

◆
戦後70年…戦争体験者の方々が少なくなっている訳ですが…

旧日本兵として太平洋方面の戦争を体験された方々は、ヨーロッパ戦線の状況を知ったら、どう思われるのか…
個人的に気になるものです。

3年前亡くなったウチの父方の祖父には、10年程前に戦争体験の事を、そこそこですが聞いた事があったんですが…

同盟国に関する情報は、一切知らないとの事でした。
(今みたいに情報が簡単に手に入る時代でもないし、目の前の事だけで精一杯な状況だったから同然といえば同然だが)

因みに、少しだけ独ソ戦の事を話してみたら…
『そげんこつのあったとね！？』
と、結構驚いてました。
(数千輌の戦車がぶつかり合う戦いなんて、太平洋戦線では有り得んから同然か…。まぁ…欧州方面の人にとっても、大量の戦闘艦や空母が投入された太平洋戦線の状況も、有り得ん様なものだから似たような反応なんだろうな)

あと、ウチの祖父に聞いた話で気になる事が１つ…

『鹵獲されたB-29爆撃機に乗った』
『機首が丸くて銀色で、機銃が一杯付いてた』
というのだが…

旧日本軍が鹵獲したのは、B-17だったハズ…

一応、写真やCG画像を見て確認してもらったんですが、選ぶのはB-29でした。

祖父の記憶違いか…？
それとも、歴史の記録に載ってない事に、たまたま遭遇したのか…？

話を聴いてから程無くして、祖父は脳梗塞になり話せない状態に…
そして3年前に死亡した為、真相は不明のままになりました…。
(場所や年代も殆ど聞かなかったんですが…戦争中の祖父は、北海道・東北・東京にいたそうで、終戦時は東京にいたとの事)

(他には、祖父と同じ地元出身の士官から、ミッドウェー海戦で日本が空母4隻沈められて負けた事を、早々と聞かされた事とかもあったな…)