短時間挑戦 2600
*さて、「前日」の短時間挑戦は飛行物体で御座います。
御覧の通り異様な巨体を誇る一機。
唯、モノクロの資料しか存在せず、加えて本物の白黒写真であるだけに鮮明では御座いません。
影の部分が完全な黒の塗り潰しで、羽の下の部分等は全く作りが解りません。
ですので、光度を目一杯上げて何とか推測できる部分まで描き込みましたが、それでもエンジンの構造などは推測の域を出ません。
お時間は23分と成りましたが、やはり少し不満の残る結果と成りました。
*キャプションを作成中に寝落ちをしたらしく、目をさませばベッドの中。
仕事ではないとは申せ、せめて起こすぐらいはして欲しかった物で御座います。
まあ、イラストその物は前日に完成しておりましたので、自身の決めた取り決めには反していないのですが、やはりキャプションも当日に完成させて投稿させたい物ですね。
本日の飛行機はSaunders-Roe社のPrincessで御座います。
御覧の通り下部が完全な船の形状をした飛行艇と呼ばれる部類の機体。
1952年に初飛行を行いましたが、既に戦後と言う事もあり、その時点で完全に時代遅れと成っておりました。
設計や開発など、当時としても未だ画期的なターボプロップ飛空艇でしたが、旅客用飛空艇の時代は終わりを告げておりました。
この背景には第二次世界大戦という物が大きな影響が御座います。
日本にも連日爆弾の雨を降らせたBシリーズなど超大型機体を飛ばす為、世界各国に長大且つしっかりとした作りの飛行場が建設された事。
加えて、やはりBシリーズやその他軍事輸送機等で巨大飛行機であっても陸路滑走も十分に耐えうると証明して見せた事が御座います。
その為、緊急時に着水できるという飛空艇のメリットもその魅力を失う結果と成りました。
当然、陸上離着陸が安全と成れば滑走路が造られなかった国々もこれに倣ってきちんとした空港などを建設。
結果的に飛行艇の時代は終わりを告げる事に。
戦前であれば確かに素晴らしい作りでは御座いましたが、大戦後にまでこの発想を引き継いで建造された事が大きな敗因となり、試作機3機でその生涯を閉じる事と成りました。
見た目は6発、要は六つのエンジンを搭載した機体に見えますが、実は何とその倍近い10発のエンジンを搭載したとんでもないパワーの持ち主。
二重反転プロペラを搭載する事によって省スペースであっても二つのエンジンのパワーを生かす事が出来る作りと成っておりました。
そして、両翼のそれぞれ一番端にある一つずつのみが1発のエンジンで稼働する作りと成っております。
実は、此処も他の部分と同じく二重反転式にする予定だったそうですが、搭載予定のエンジンが開発途上で中止となり、結局旧時代のエンジンを10発搭載する形と成ったのだとか。
胴体に水平に入った線は括れで、二階建ての導体構造と成っております。
2段の客室に1段、最下部の舟形部分、艇体が存在し、その巨体から恐怖の三段腹などと陰口をたたかれる結果に。
試作初号機の他に二機製作された物の、これらは依り強力なエンジンが開発されてから跳ばす予定であった為、結局エンジン交換もないまま保管される事になったそうです。
結局旅客機として採用されなかった物の、何とか他で運用しようという動きもあり、軍事輸送機として提案された物の、定員105名では輸送人数が足りず、他の部門でも採用の動きがなかった為、60年代には試作機全てが解体されてしまったそうです。
そして、この機体がサンダース・ロー社にとって最後の旅客機となりこの後戦闘機計画も未だ不成功と成った為、現在はヘリコプターやホバークラフトと言ったニッチな部分の生産などを手掛けるだけと成っているそうです。
試作機のみで終わった機体ですが、面白い事にパンフレットだけは売り込みの為なのか完成していた様で、今回の塗装はこの表紙のイラストを参考にさせて頂きました。
もしも開発費用がもっとお安くなっていれば観光用に一機ぐらいは運用されていたかも知れなかった不運の機体で御座いますね。
*本日の見学者さんは恐怖の三段・・・オホン。
兎に角、冬の精霊さんで御座います。
幻想郷が生まれる前から冬という物を司り、日本だけではなく世界各国を旅してきた精霊さん。
当然、昔の記憶もしっかりと頭の中に残っております。
未だ幻想郷は夏真っ盛り。
季節が真逆の南半球を旅しつつ、ついつい昔であった奇妙且つ巨大な鉄の鳥を思い出しておりました。
兎に角第一声は巨大。
ジェットエンジンという更に五月蠅い物を搭載した鉄の鳥がどんどん生まれてきており、これ迄のプロペラ機が代わりにどんどんその居場所を奪われつつあった時代。
御覧の通り異様な巨体を誇る一機。
唯、モノクロの資料しか存在せず、加えて本物の白黒写真であるだけに鮮明では御座いません。
影の部分が完全な黒の塗り潰しで、羽の下の部分等は全く作りが解りません。
ですので、光度を目一杯上げて何とか推測できる部分まで描き込みましたが、それでもエンジンの構造などは推測の域を出ません。
お時間は23分と成りましたが、やはり少し不満の残る結果と成りました。
*キャプションを作成中に寝落ちをしたらしく、目をさませばベッドの中。
仕事ではないとは申せ、せめて起こすぐらいはして欲しかった物で御座います。
まあ、イラストその物は前日に完成しておりましたので、自身の決めた取り決めには反していないのですが、やはりキャプションも当日に完成させて投稿させたい物ですね。
本日の飛行機はSaunders-Roe社のPrincessで御座います。
御覧の通り下部が完全な船の形状をした飛行艇と呼ばれる部類の機体。
1952年に初飛行を行いましたが、既に戦後と言う事もあり、その時点で完全に時代遅れと成っておりました。
設計や開発など、当時としても未だ画期的なターボプロップ飛空艇でしたが、旅客用飛空艇の時代は終わりを告げておりました。
この背景には第二次世界大戦という物が大きな影響が御座います。
日本にも連日爆弾の雨を降らせたBシリーズなど超大型機体を飛ばす為、世界各国に長大且つしっかりとした作りの飛行場が建設された事。
加えて、やはりBシリーズやその他軍事輸送機等で巨大飛行機であっても陸路滑走も十分に耐えうると証明して見せた事が御座います。
その為、緊急時に着水できるという飛空艇のメリットもその魅力を失う結果と成りました。
当然、陸上離着陸が安全と成れば滑走路が造られなかった国々もこれに倣ってきちんとした空港などを建設。
結果的に飛行艇の時代は終わりを告げる事に。
戦前であれば確かに素晴らしい作りでは御座いましたが、大戦後にまでこの発想を引き継いで建造された事が大きな敗因となり、試作機3機でその生涯を閉じる事と成りました。
見た目は6発、要は六つのエンジンを搭載した機体に見えますが、実は何とその倍近い10発のエンジンを搭載したとんでもないパワーの持ち主。
二重反転プロペラを搭載する事によって省スペースであっても二つのエンジンのパワーを生かす事が出来る作りと成っておりました。
そして、両翼のそれぞれ一番端にある一つずつのみが1発のエンジンで稼働する作りと成っております。
実は、此処も他の部分と同じく二重反転式にする予定だったそうですが、搭載予定のエンジンが開発途上で中止となり、結局旧時代のエンジンを10発搭載する形と成ったのだとか。
胴体に水平に入った線は括れで、二階建ての導体構造と成っております。
2段の客室に1段、最下部の舟形部分、艇体が存在し、その巨体から恐怖の三段腹などと陰口をたたかれる結果に。
試作初号機の他に二機製作された物の、これらは依り強力なエンジンが開発されてから跳ばす予定であった為、結局エンジン交換もないまま保管される事になったそうです。
結局旅客機として採用されなかった物の、何とか他で運用しようという動きもあり、軍事輸送機として提案された物の、定員105名では輸送人数が足りず、他の部門でも採用の動きがなかった為、60年代には試作機全てが解体されてしまったそうです。
そして、この機体がサンダース・ロー社にとって最後の旅客機となりこの後戦闘機計画も未だ不成功と成った為、現在はヘリコプターやホバークラフトと言ったニッチな部分の生産などを手掛けるだけと成っているそうです。
試作機のみで終わった機体ですが、面白い事にパンフレットだけは売り込みの為なのか完成していた様で、今回の塗装はこの表紙のイラストを参考にさせて頂きました。
もしも開発費用がもっとお安くなっていれば観光用に一機ぐらいは運用されていたかも知れなかった不運の機体で御座いますね。
*本日の見学者さんは恐怖の三段・・・オホン。
兎に角、冬の精霊さんで御座います。
幻想郷が生まれる前から冬という物を司り、日本だけではなく世界各国を旅してきた精霊さん。
当然、昔の記憶もしっかりと頭の中に残っております。
未だ幻想郷は夏真っ盛り。
季節が真逆の南半球を旅しつつ、ついつい昔であった奇妙且つ巨大な鉄の鳥を思い出しておりました。
兎に角第一声は巨大。
ジェットエンジンという更に五月蠅い物を搭載した鉄の鳥がどんどん生まれてきており、これ迄のプロペラ機が代わりにどんどんその居場所を奪われつつあった時代。
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2015-08-16 00:34
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