□ソラリス&舞子『写真撮ってもらっていいですか?』+SS
==========
(SS)■真夏の奇跡■
『はい、着付け完了!可愛いよソラリスちゃん!』
「あ、ありがとう御座います…(照)」
決して同じ世界に居る筈のない2人の看板娘が再び再会する事が出来た。
前回の出会い>illust/49079328ですっかり意気投合してる2人は舞子作成の浴衣に着替え、地元の祭りに出かける事にした。
『ソラリスちゃんの主、fyuurisuさんも気前がいいねぇ!また私達を会わせてくれるんだもん』
「そうですね!舞子さんの主さんにも感謝ですね^^」
『え?う、うーん…(-3-)』
「あ、あれ?」
『何か、後日嫌な予感がする…』
「えー(;´∀`)」
祭りの会場へ向かう2人の会話は弾んでいる。
そして…。
『ほら、あそこが会場だよ。』
「うわー!人が沢山!」
周囲は薄暗くなってきており、ぶら下がっている提灯の明かりが綺麗に栄えてくる。
ソラリスは興味津々でキョロキョロと周りを見渡していた。
「舞子さん、あれは?」
『型抜きだね^^』
「あれは?」
『射的だね^^』
「あれは?」
『金魚すくいだね^^』
目を輝かせながらあれこれ質問してくるソラリスに、ニコニコしながら答える舞子。
2人は楽しそうに出店を見て回っていく。
「えい!えい!」
輪投げの輪をあさっての方向へ投げるソラリス
『あはは!ソラリスちゃん力抜いて^^』
「は、はい!ようし…今度こそ!」
輪投げを楽しんでいる2人の後ろから、男達の声が聞こえてきた。
それを舞子はダンボの耳になって聞いている
(お、おい見ろよ!あの輪投げの子スゲー可愛いぜ)
(声掛けてみるか?)
(無理無理、レベル高過ぎだよ)
ソラリスと一緒に居る間、何度もそんな会話が周りから聞こえて来た。
それが何だか嬉しくて、舞子は鼻を高くしているのだった。
「やったぁ!何か貰っちゃいました^^」
ソラリスが残念賞の飴玉を嬉しそうに見せてくる。
その笑顔を見て舞子はとても嬉しく、そして少し寂しくも思った…。
~~~~
やがて時間が過ぎ…。
ドーン!っと夜空に1輪の花が咲いた。
度肝抜かれたソラリスが驚きの表情を見せる。
「え!?え!?」
『フィナーレの花火だよ!^^』
また1輪、また1輪と打ち上がっていく花火。
「花火、き…綺麗……」
ソラリスはその大輪の美しさに釘付けになっていた。
その横顔を眺めていた舞子が声を掛ける。
『そうだ、ソラリスちゃん!記念撮影しようよ!』
「え?は、はい!^^」
舞子は近くに居た人に声を掛けカメラを渡す。
『すいません、写真撮ってもらっていいですか?』
~~~~
舞子の部屋でくつろぐ2人。
祭りで買ったベビーカステラやフランクフルトなど食べながら会話が弾んでいる。
『光の幻想郷かぁ~』
「はい、私の住む街の最大のイベントです^^」
『見てみたいなぁ~^^』
そこまで言って舞子はハッと口を紡ぐ…。
「………。」
(私も舞子さんと見たい)ソラリスはその言葉を飲み込んだ…
『あ、そうだ!ねえソラリスちゃんって占い師なんだよね?』
「え?は、はい」
『凄い当たりそう^^』
「それ程でも!」
っと言いながら少し得意な顔をするソラリスw
『ねぇねぇ、私の事とか占えない?たとえば恋愛とか結婚とか…^^;』
「えーっと^^;」
少しだけならと、ソラリスはタロットカードを取り出す。
『ドキドキ……』
「あれ?」
『え!?』
「あ、いえ、何でも^^;」
『いやいやいや今あれ?って言わなかった!?(焦)』
「えーっと、ほ…本当に聞きたいですか?」
『うっ…(汗)』
じっと真顔で舞子を見つめるソラリス。
豆腐メンタルな舞子は急に聞くのが怖くなってくる。
『そ、そうだ!写真プリントしなきゃ^^;』
そして急に話題を変えた(笑)
舞子はカメラで撮った写真をPCに取り込み、何枚かある中で1番イイ写真を選びプリントする。
出来上がった写真を見てソラリスは喜びの声を上げた。
『はい、ソラリスちゃん!』
「ありがとう御座います!」
完成した写真を見てソラリスと舞子が互いを見合いエヘヘと笑う。
その時、ソラリスと舞子の身体がぼわっと白く光り始めた………。
『…………。』
「…………。」
『何か……あっと言う間だったね(;´∀`)』
「そうですね…。」
『これ、イカ焼き、焼きそば、たこ焼き、タッパーに詰めたから持っていって』
「舞子さん!」
『え?』
「実はさっき私達がまた会えるのか占ったのですが…」
『ええ!?』
お互いがお互いの目を見つめる…。
「私達、また会えます」
『ほ…本当?』
「はい!」
涙目で笑顔を作るソラリス。
『そっか、会えるんだ!』
同じく涙目で笑顔を作る舞子。
『それなら、サヨナラは笑顔じゃないとね』
「はいっ!」
ソラリスの両手が舞子の手を強く握った。
2人を包む白い光はどんどん大きくなっていく…。
お互いが少しづつ見えなくなってくる。
『また沢山お話しよっ』
「は、はい!」
また会えると信じた2人。
お互い笑顔で涙なんて無かった。
『光の幻想郷、見れると良いなw』
「暖かい格好でお願いしますねw」
『あはは^^』
「時間みたいですね…」
『うん、またね』
「はい!また会う時まで!」
『うん、会う時まで!』
『「 ばいばい 」』
-----
ソラリスたん、高橋舞子、お互いの物語には関わる事が決してないif…。
2人だけの物語。
----------
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
-----
【お姉ちゃん、お友達帰ったの?】
隣の部屋が急に静かになり、妹の麻美が部屋の扉の前で声を掛けてくる。
しかし舞子の返事が無い。
『うっ……ひっぐ……』
『会えるって……いつ?……グズ…いつなの?…うえぇん……』
しゃがみ込み、床に置かれた写真を見つめて肩を振るわしている舞子。
【え?お姉ちゃん、もしかして泣いてるの?】
~~~~
【今日はソラリスは休ませてもらうよ】
受付の姉さんが占い師達に告げた。
余りに珍しい事に皆驚いている。
「舞子さん……」
部屋の中で枕に顔を埋めているソラリス…手には2人の記念写真が握られていた。
==========
■2015.08.23 SS追加■
着色完了しましたのでマイピク限定から一般公開に移行しました。
フォロワーの方から『再投稿では新作情報に乗ってこない』とメッセージを頂き『しまった!』っと思い新たに投稿し直しました。
メッセージ・ブクマ下さった方には大変申し訳御座いません…。
-----
マイピクのfyuurisuさん>user/197609ちの看板娘【ソラリス】たんと、ウチの看板娘【高橋舞子】が奇跡の再会を果たしました。
イラストは2人が舞子の地元で開催されている祭りに行った時の記念写真です。
①②枚目=背景あり ③枚目=背景無し ④⑤枚目=線画&おまけ
==========
(SS)■真夏の奇跡■
『はい、着付け完了!可愛いよソラリスちゃん!』
「あ、ありがとう御座います…(照)」
決して同じ世界に居る筈のない2人の看板娘が再び再会する事が出来た。
前回の出会い>illust/49079328ですっかり意気投合してる2人は舞子作成の浴衣に着替え、地元の祭りに出かける事にした。
『ソラリスちゃんの主、fyuurisuさんも気前がいいねぇ!また私達を会わせてくれるんだもん』
「そうですね!舞子さんの主さんにも感謝ですね^^」
『え?う、うーん…(-3-)』
「あ、あれ?」
『何か、後日嫌な予感がする…』
「えー(;´∀`)」
祭りの会場へ向かう2人の会話は弾んでいる。
そして…。
『ほら、あそこが会場だよ。』
「うわー!人が沢山!」
周囲は薄暗くなってきており、ぶら下がっている提灯の明かりが綺麗に栄えてくる。
ソラリスは興味津々でキョロキョロと周りを見渡していた。
「舞子さん、あれは?」
『型抜きだね^^』
「あれは?」
『射的だね^^』
「あれは?」
『金魚すくいだね^^』
目を輝かせながらあれこれ質問してくるソラリスに、ニコニコしながら答える舞子。
2人は楽しそうに出店を見て回っていく。
「えい!えい!」
輪投げの輪をあさっての方向へ投げるソラリス
『あはは!ソラリスちゃん力抜いて^^』
「は、はい!ようし…今度こそ!」
輪投げを楽しんでいる2人の後ろから、男達の声が聞こえてきた。
それを舞子はダンボの耳になって聞いている
(お、おい見ろよ!あの輪投げの子スゲー可愛いぜ)
(声掛けてみるか?)
(無理無理、レベル高過ぎだよ)
ソラリスと一緒に居る間、何度もそんな会話が周りから聞こえて来た。
それが何だか嬉しくて、舞子は鼻を高くしているのだった。
「やったぁ!何か貰っちゃいました^^」
ソラリスが残念賞の飴玉を嬉しそうに見せてくる。
その笑顔を見て舞子はとても嬉しく、そして少し寂しくも思った…。
~~~~
やがて時間が過ぎ…。
ドーン!っと夜空に1輪の花が咲いた。
度肝抜かれたソラリスが驚きの表情を見せる。
「え!?え!?」
『フィナーレの花火だよ!^^』
また1輪、また1輪と打ち上がっていく花火。
「花火、き…綺麗……」
ソラリスはその大輪の美しさに釘付けになっていた。
その横顔を眺めていた舞子が声を掛ける。
『そうだ、ソラリスちゃん!記念撮影しようよ!』
「え?は、はい!^^」
舞子は近くに居た人に声を掛けカメラを渡す。
『すいません、写真撮ってもらっていいですか?』
~~~~
舞子の部屋でくつろぐ2人。
祭りで買ったベビーカステラやフランクフルトなど食べながら会話が弾んでいる。
『光の幻想郷かぁ~』
「はい、私の住む街の最大のイベントです^^」
『見てみたいなぁ~^^』
そこまで言って舞子はハッと口を紡ぐ…。
「………。」
(私も舞子さんと見たい)ソラリスはその言葉を飲み込んだ…
『あ、そうだ!ねえソラリスちゃんって占い師なんだよね?』
「え?は、はい」
『凄い当たりそう^^』
「それ程でも!」
っと言いながら少し得意な顔をするソラリスw
『ねぇねぇ、私の事とか占えない?たとえば恋愛とか結婚とか…^^;』
「えーっと^^;」
少しだけならと、ソラリスはタロットカードを取り出す。
『ドキドキ……』
「あれ?」
『え!?』
「あ、いえ、何でも^^;」
『いやいやいや今あれ?って言わなかった!?(焦)』
「えーっと、ほ…本当に聞きたいですか?」
『うっ…(汗)』
じっと真顔で舞子を見つめるソラリス。
豆腐メンタルな舞子は急に聞くのが怖くなってくる。
『そ、そうだ!写真プリントしなきゃ^^;』
そして急に話題を変えた(笑)
舞子はカメラで撮った写真をPCに取り込み、何枚かある中で1番イイ写真を選びプリントする。
出来上がった写真を見てソラリスは喜びの声を上げた。
『はい、ソラリスちゃん!』
「ありがとう御座います!」
完成した写真を見てソラリスと舞子が互いを見合いエヘヘと笑う。
その時、ソラリスと舞子の身体がぼわっと白く光り始めた………。
『…………。』
「…………。」
『何か……あっと言う間だったね(;´∀`)』
「そうですね…。」
『これ、イカ焼き、焼きそば、たこ焼き、タッパーに詰めたから持っていって』
「舞子さん!」
『え?』
「実はさっき私達がまた会えるのか占ったのですが…」
『ええ!?』
お互いがお互いの目を見つめる…。
「私達、また会えます」
『ほ…本当?』
「はい!」
涙目で笑顔を作るソラリス。
『そっか、会えるんだ!』
同じく涙目で笑顔を作る舞子。
『それなら、サヨナラは笑顔じゃないとね』
「はいっ!」
ソラリスの両手が舞子の手を強く握った。
2人を包む白い光はどんどん大きくなっていく…。
お互いが少しづつ見えなくなってくる。
『また沢山お話しよっ』
「は、はい!」
また会えると信じた2人。
お互い笑顔で涙なんて無かった。
『光の幻想郷、見れると良いなw』
「暖かい格好でお願いしますねw」
『あはは^^』
「時間みたいですね…」
『うん、またね』
「はい!また会う時まで!」
『うん、会う時まで!』
『「 ばいばい 」』
-----
ソラリスたん、高橋舞子、お互いの物語には関わる事が決してないif…。
2人だけの物語。
----------
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
-----
【お姉ちゃん、お友達帰ったの?】
隣の部屋が急に静かになり、妹の麻美が部屋の扉の前で声を掛けてくる。
しかし舞子の返事が無い。
『うっ……ひっぐ……』
『会えるって……いつ?……グズ…いつなの?…うえぇん……』
しゃがみ込み、床に置かれた写真を見つめて肩を振るわしている舞子。
【え?お姉ちゃん、もしかして泣いてるの?】
~~~~
【今日はソラリスは休ませてもらうよ】
受付の姉さんが占い師達に告げた。
余りに珍しい事に皆驚いている。
「舞子さん……」
部屋の中で枕に顔を埋めているソラリス…手には2人の記念写真が握られていた。
==========
■2015.08.23 SS追加■
着色完了しましたのでマイピク限定から一般公開に移行しました。
フォロワーの方から『再投稿では新作情報に乗ってこない』とメッセージを頂き『しまった!』っと思い新たに投稿し直しました。
メッセージ・ブクマ下さった方には大変申し訳御座いません…。
-----
マイピクのfyuurisuさん>user/197609ちの看板娘【ソラリス】たんと、ウチの看板娘【高橋舞子】が奇跡の再会を果たしました。
イラストは2人が舞子の地元で開催されている祭りに行った時の記念写真です。
①②枚目=背景あり ③枚目=背景無し ④⑤枚目=線画&おまけ
==========
104
23
2582
2015-08-22 08:58
Comments (40)
おお!!これは華やかでいいですねえ。 可愛いです!
View Replies今度はあちらの世界でのお話・・・実現するといいですね^^
View RepliesSSも加わって臨場感がさらにUPですね!! 2人とも可愛いしSSも面白いです^^ 再び再開できた話も・・・みたいなぁ、なんて・・・。
View Repliesお話もイラストも素敵です(*´ェ`*)❤
View Replies黒鉛筆さん:浴衣姿の二人可愛らしくいいですねー!ちなみにイカぽっぽがいい感じです!
View RepliesShow More