鴉はかの地に舞い戻る~その3~『少女が見た幻影』
古鷹の鎮守府の救援を終え、少し休憩と補給、損傷の激しい者は鎮守府に預かってもらい、修復が終わり次第出発の手筈を整えて俺達は出発した
時は一刻を争う…
次の目的地を目指し俺達は鎮守府から出発した…
夜の帳も落ち、辺りはすっかりと暗闇に包まれていた…しかし、目的地に近付くにつれ敵の数やあちこちで戦闘が行われているのか砲撃音が絶えない…
傭兵:「もはや、此処は敵地…全員心して掛かれ…さぁ、この敵の陣を食い破ろうじゃないか…俺は正面から行く、お前達は左右二組に別れて敵に強襲を掛けろ…行くぞ」
艦娘達:「「了解!!」」
俺が命令を下すと瞬時に二手に別れる艦娘達…その動きに無駄はない
傭兵:「後ろがお留守だぜ?」
イ級:「ギュァァァァァ!!?」
挨拶代わりに一匹を仕留めると途端に敵に気付かれ反撃が飛んできた…
傭兵:「甘いな…!」
黒潮:「傭兵はんが切り開いたで! 皆、突撃や!」
清霜:「さぁ皆! 私達の力を見せてあげよう!」
浦風:「そこのけやぁぁぁぁ!!」
手筈通り、艦娘達が敵に襲いかかり敵は大混乱に陥った…
浜風:「凄い…」
援軍は望めないと思っていた…もうダメかと思っていた…
そんな時に防衛中全てに送られた電文に私達は心から喜んだ…援軍が来た…と
私は『黒い鳥』のことは余り知らないし、その人とあった事もない…だけど、この状況を何とか出来るのなら…藁にも縋りたい気持ちだった…
それ故に今の状況が飲み込めずに居る…いや、目が離せない
多勢に無勢…そのはずだ…敵は私達の数倍の数なのだ…圧倒的不利な筈なのに…
傭兵:「弱い…弱すぎる…話しにならんな…」
夜の帳に浮き上がる影…いや、『幻影』か…
その存在は圧倒的だった…
敵の重巡が、軽巡があっという間に仕留められては沈んでいく…その光景に私は目を奪われ、心が躍った…気が付けば敵は散り散りとなり付近に残った敵は僅かになっていた…
傭兵:「おい、此処は戦場だぞ…ボヤボヤしてっと死ぬぞ?」
浜風:「へ? きゃっ!!?」
不意に彼が私に語り掛けて砲撃してきたので思わず目を瞑る
イ級:「ォォォオォォ!!?」
浜風:「へっ…?」
傭兵「…やれやれ、何に気を取られてたかは知らんが…次はねぇぞ…気を付けなお嬢さん…?」
浜風:「あ、ありがとうございます…」
傭兵:「ん、まぁ…無事で何よりだ」
そう言って私の肩を優しく叩く彼…これが、私が『黒い鳥』と初めて出会った出来事…忘れられない大切な出来事になったのだ…
浜風:「あ、あの!」
傭兵:「…何だ?」
浜風:「私を貴方の艦隊に連れて行ってくれませんか…?」
傭兵:「…お前は損傷しているそんな奴を連れて回るわけにはいかんな…帰れ」
浜風:「…高速修復剤を使って来ます…」
傭兵:「そ、そこまでせんで良いだろうに…」
浜風:「いえ、貴方に連れて行って貰えるまで着いて行きますから!」
傭兵:「(また面倒な奴が増えたな…)」
清霜・黒潮・浦風:「「嫌な予感がする…」」
追記:『灯台(司令官)が示す帰るべき場所』の閲覧数が1100を超えました!
正直驚いてるのと皆さんに感謝で一杯です
なので、低クオリティーな作品ではありますがこれからも頑張っていこうと思います!
居るかは知りませんがこんなに提督で良ければクロスオーバーもご自由にどうぞ~
時は一刻を争う…
次の目的地を目指し俺達は鎮守府から出発した…
夜の帳も落ち、辺りはすっかりと暗闇に包まれていた…しかし、目的地に近付くにつれ敵の数やあちこちで戦闘が行われているのか砲撃音が絶えない…
傭兵:「もはや、此処は敵地…全員心して掛かれ…さぁ、この敵の陣を食い破ろうじゃないか…俺は正面から行く、お前達は左右二組に別れて敵に強襲を掛けろ…行くぞ」
艦娘達:「「了解!!」」
俺が命令を下すと瞬時に二手に別れる艦娘達…その動きに無駄はない
傭兵:「後ろがお留守だぜ?」
イ級:「ギュァァァァァ!!?」
挨拶代わりに一匹を仕留めると途端に敵に気付かれ反撃が飛んできた…
傭兵:「甘いな…!」
黒潮:「傭兵はんが切り開いたで! 皆、突撃や!」
清霜:「さぁ皆! 私達の力を見せてあげよう!」
浦風:「そこのけやぁぁぁぁ!!」
手筈通り、艦娘達が敵に襲いかかり敵は大混乱に陥った…
浜風:「凄い…」
援軍は望めないと思っていた…もうダメかと思っていた…
そんな時に防衛中全てに送られた電文に私達は心から喜んだ…援軍が来た…と
私は『黒い鳥』のことは余り知らないし、その人とあった事もない…だけど、この状況を何とか出来るのなら…藁にも縋りたい気持ちだった…
それ故に今の状況が飲み込めずに居る…いや、目が離せない
多勢に無勢…そのはずだ…敵は私達の数倍の数なのだ…圧倒的不利な筈なのに…
傭兵:「弱い…弱すぎる…話しにならんな…」
夜の帳に浮き上がる影…いや、『幻影』か…
その存在は圧倒的だった…
敵の重巡が、軽巡があっという間に仕留められては沈んでいく…その光景に私は目を奪われ、心が躍った…気が付けば敵は散り散りとなり付近に残った敵は僅かになっていた…
傭兵:「おい、此処は戦場だぞ…ボヤボヤしてっと死ぬぞ?」
浜風:「へ? きゃっ!!?」
不意に彼が私に語り掛けて砲撃してきたので思わず目を瞑る
イ級:「ォォォオォォ!!?」
浜風:「へっ…?」
傭兵「…やれやれ、何に気を取られてたかは知らんが…次はねぇぞ…気を付けなお嬢さん…?」
浜風:「あ、ありがとうございます…」
傭兵:「ん、まぁ…無事で何よりだ」
そう言って私の肩を優しく叩く彼…これが、私が『黒い鳥』と初めて出会った出来事…忘れられない大切な出来事になったのだ…
浜風:「あ、あの!」
傭兵:「…何だ?」
浜風:「私を貴方の艦隊に連れて行ってくれませんか…?」
傭兵:「…お前は損傷しているそんな奴を連れて回るわけにはいかんな…帰れ」
浜風:「…高速修復剤を使って来ます…」
傭兵:「そ、そこまでせんで良いだろうに…」
浜風:「いえ、貴方に連れて行って貰えるまで着いて行きますから!」
傭兵:「(また面倒な奴が増えたな…)」
清霜・黒潮・浦風:「「嫌な予感がする…」」
追記:『灯台(司令官)が示す帰るべき場所』の閲覧数が1100を超えました!
正直驚いてるのと皆さんに感謝で一杯です
なので、低クオリティーな作品ではありますがこれからも頑張っていこうと思います!
居るかは知りませんがこんなに提督で良ければクロスオーバーもご自由にどうぞ~
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2015-09-07 00:10
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