【00課弐】狸の問答【彼方の双眸】

※三條甚さんに接触しました(パラレル推奨)※再編集しています！
＝＝＝＝＝
「よう、そこの兄ちゃん」
「？ 狸が喋った？」
「ちょっと喋ることが出来る狸や(ｷｯﾊﾟﾘ)
伝言……ちゅうより質問を預かってな……単刀直入に聞くで？ ――兄ちゃんが動いとるんは、“神様”って奴の為なん？ それとも……兄ちゃんの“兄貴”の為なんか？」
「――――」
「ソイツ曰く≪同じ〝弟〟の立場にいる人間として〝兄〟の為に何でもしたい≫っていう気持ちはわかるんやと…で？ どうなんや？
＝＝＝＝＝＝
動けない紳也の代わりに、式神の理吉が質問をしにいきました。
【三條甚は“誰の為に”行動しているのか？】
※
よふねさんと話をしている間、ふと気になった事を思い付いたので理吉君に伝言を頼みました。
＝＝＝＝＝＝
※紳也が動けない理由
探知中のよふねさんから離れるのは危険だと判断したためです。
※理吉は“人間”に化けたら良かったのでは？
かなりの霊力を使う上、他に探知を行う捜査員の邪魔をしないためです。
＝＝＝＝＝＝
余談ですが、理吉自身はどちらにもつかない〝中立〟な考えを持っています(元神という事もありますが)。
その為、彼自身が積極的に三條甚さんを捕まえようとする気はありません。あくまで紳也が気になった事を聞きに来た――という態度です。
ただし00課職員に「捕まえるのに協力してほしい」と言われば、彼なりに力は貸します。

問題がありましたら、メッセージにてご連絡ください。