巨烈獣キバマタ
第44話「キバガーダ猛火攻め」に登場。激怒配下。
◆概要
名の通り、亀がモチーフの巨烈獣です。ワニガメとマタマタを掛け合わせたような外見。
ビガーダとの連携を前提としており、その真逆である超高熱火炎を操ります。
パワーと飛行能力にもすぐれ、巡航時はビガーダを背中に乗せて行動していました。
その状態は「キバガーダ」とされるので名義上は合体巨烈獣なんですが、互いにほぼ独立した扱いです。
ちなみに、本編内では一度もキバガーダの名で呼ばれていなかったりします。テロップすら無し。
珍しく、修理中の場面が描写された巨烈獣でもありました。
その際には首が外れていたので、中身に生体が使われる事があるだけのロボットと再確認できます。
◆戦力・能力
・火炎
キバマタの得意技。超高熱の火炎を吐き出し、すべてを焼き尽くしてしまいます。
火力はライディーンをも真っ赤に熱してしまうほどで、ブルーガーも一撃で叩き落とされました。
単純な熱量であれば、35話のサラマンダーと同等かそれ以上かもしれません。
この火炎で充分に熱したところへ、ビガーダの超低温蒸発ミサイルを叩き込むことによって
対象を木っ端微塵に破壊する技こそが彼らの切り札、冷熱揺さぶり攻撃です。
ライディーンに直撃は決められませんでしが、だからこそ逆に威力のほどがわかりますね。
・牙
顎に備え持った長く鋭い牙。ライディーンの胴体を貫き通すほどに強く研ぎ澄まされています。
この牙を使っての噛みつき攻撃により、ライディーンの左足と胴体に大ダメージを与えました。
そのまま火炎を吐くことによって、敵の内部へさらに深刻な痛手を追い撃つことができます。
一度はコクピットにまで牙が到達したので、半歩でも間違えば洸は焼け死んでいたでしょう。
・ミサイル
腹部は丸ごとミサイルランチャーになっており、ここから大量にミサイルを発射します。
数にまかせた火力はかなりのもので、ゴッドブロック・ビッグスピンでも防御しきれませんでした。
ビガーダを乗せている時は、おそらく使用が制限されるものと思われます。
・大型ミサイル
肩部でひときわ目立つ大型ミサイル。
腹部のものよりも強力と思われますが、ゴッドミサイルに迎撃されて威力を発揮できませんでした。
主張していたわりに地味な出番ですが、ライディーンでは割とよくあることです。
◆劇中での扱いなど
能力テストとして沖縄の石油基地を襲い、ビガーダが誇る超低温蒸発ミサイルとのコンボで全滅させます。
これに気を良くしたバラオの太鼓判を受け、ビガーダと共に出陣しました。
対ライディーンでは最初ビガーダを背に乗せ、これと連携して戦っていました。
が、激怒の命令を何より優先したがためにビガーダを振り落とし、単独でライディーンと戦うことに。
とはいえ、得意の火炎と牙攻撃によって単体でもライディーンに結構な苦戦を強いました。
しかしエネルギーカッターで牙を折られ、蹴り上げられたところへゴッドゴーガンを受けて片目を潰されます。
これを見た激怒の命でいったん撤退し、しばらくの間ビガーダに戦線を任せることとなりました。
復帰した直後、激怒の命令を忠実に聞いて氷漬けのライディーンを自由にするという大ポカをやらかします。
その後なんとか連携を取り直すものの、運に見放されて冷熱揺さぶり攻撃の有効打を取れませんでした。
逆にダムの水が凍ったことで釘付けから逃れたライディーンの反撃を受け、ビガーダから引き離されます。
形勢が傾いてからもライディーンの足に噛みつくなど反撃を試みましたが、ゴーガンソードの恰好の的となり
刺されてそのままほぼ両断され、投げ捨てられた空中であっけなく爆死してしまいました。
強敵であったわりに、最期はあっさりという少し珍しい例です。二体分倒さねばならないゆえの弊害ですかね。
このように、合体巨烈獣というよりは二体同時展開と言うべき連中だということがわかります。
連携が何より重要な能力なのに、どうしてこんな形を取ったのでしょう。
両者の能力を破綻なく融合させるのが難しかったのでしょうか? ちょっと謎ですね。
◆余談
・「CR勇者ライディーン」にビガーダが登場していますが、相方にあたるこちらは無視されています。
・スパロボ的には、ダメージよりも攻撃力低下が嫌な相手といえます。
遠距離攻撃も意外にできるので、油断していると思わぬ被害を受けるでしょう。
最も注意すべきなのがビガーダとの合体攻撃なのは、わざわざ言うまでもありますまい。
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2015-11-04 23:34
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