艦娘ゆかりの地を訪ねて～あゝ殉國二百十四の勇士

宮城県南部の白石市にある傑山寺は仙台藩の礎を築いた伊達政宗の家臣、片倉小十郎景綱が
開基したお寺で死後はこの傑山寺に葬られ、墓標には巨大な一本杉が使われています。そんな歴史を持つ傑山寺には綾波型8番艦 曙の慰霊碑が建立されており、奥の石碑には『茜さすマニラ湾頭　あゝ殉國二百十四の勇士』と刻まれています。右側は曙の砲術長だった海軍少佐の慰霊碑でこれら二つの碑は遺族の方が1983年に建てたもの、なお画像には映っていませんがこの場所の手前には戦没者214柱を祀る『至誠』と刻まれた慰霊碑があります。
ちなみに『初代谷風之墓』という案内を曙の慰霊碑近くで見かけますが駆逐艦の方ではなく片倉家のお抱え力士『谷風梶之助』のお墓、使われている墓石は自ら背負ってきたものと伝えられている。9年間無敗の記録を持ち、最強の大関（当時は大関が最高位）と称えられ1736年、43歳でその生涯を閉じました。
なお、墓石が傾いているのは2011年の地震によるもので、砲術長の親類の方によると現在は復旧したとのこと。

場所：傑山寺
住所：宮城県白石市南町2-7-20
最寄駅：JR白石駅

使用モデル
まめるさん　曙
あさぬさん　タオルと下敷き
製作者不明　バケツ