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【帝探】かをる【助手】

　　帝都探偵物語　illust/54016135

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✦ かをる [カオル] ／本郷馨子 [ホンゴウキョウコ]
27歳￤164㎝￤女￤助手￤特技：隠密行動￤一人称：私　二人称：貴方、きみ

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✦ 先生：レオナルド・フローレス くん（先生、レオくん）illust/55203423
「おやおや。こんにちはお坊っちゃん。どうされたんです、こんなところで。
　　―――――　…成程それはまた。……丁度暇なので、差支えなければお手伝いしましょうか」
屋敷を抜け出し愉快に遊び歩いていたところ、たまたま目に入ったきれいな瞳をした異人さん。
それはもう麗しいお坊っちゃんだったものだから、至極当然声を掛けた。

「ああ、そう言えば名乗っていませんでしたね。”かをる”と申します。
とりあえずはまあ助手ということで。どうぞよろしく、先生？」
「えー…。何です、そういうことなら早く言って下さいよ」
「お兄様ねえ。　……あの人、どうして事あるごとにココへ来るのでしょう。
心置きなくドジ踏んだり酒飲んだりできなくて困りものなんですが」
「はいはい先生の仰る通りですとも、ええ。（ぱぱ……？言いつけるということは人名か何かだろうか）」
「人目に触れぬようコソコソと行動するのは得意なもので。お任せ下さい」
これまで周りのことなんて殆ど家の者がやっていてくれていたし、当然労働の経験など有るはずが無い。
それ故やらかすこともまあ、多々有ったが、その度あの子に叱咤されるのは悪い心地がしなかった。

彼は聡い子だから、私が自身について話さないことはとうに気が付いているだろう。
別に知られないままでいいとも思ったし、……あの子になら打ち明けてしまってもいいかとも、思った。
……ああでも。ただ教えるだけというのは、何だか惜しい気がする。

「私は、秘め事を勝手に暴き立てられるのは好みません。そして今のところ、誰にもそれを明かすつもりはない」
「　…知りたいと思うのなら、私をその気にさせてみせて下さい。……ね、先生」

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✦ 関係者
兄：本郷忍さん（兄さん／おじさん）illust/55207500
「へえ。月見酒とはこれはまた風流なことで。いいね、たまにはそういう飲み方をするのも悪くない。
…、あ。父さんから頂いたってことは……　うーわ、えらい上物の酒だ」
「本郷さんと仰るんですか。どうも"初めまして"？　　
…ああ、そうですねえ。なるほど確かに、貴方とは楽しく語り合えそうな気がします。ええ本当に」

友人：瀬川イツちゃん（イツさん）illust/55192892
「いやあ、可愛らしく気立てのいいお嬢さんに心配して頂けるとは嬉しいことこの上ない。
でもですねえ、うちでは酒、殆ど飲まないんですよ。と言うより飲めないというか。だからあと少しだけ…」
「いいえ？甘味も大層好物ですので。お言葉に甘えて頂きましょう。……ああ、もちろんイツさんもご一緒に」

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