ヴェニデの紅蓮の闘争~その③~『とある提督の苦悩』
早見提督:「はぁ…どうすれば…」
溜め息を洩らす1人の提督…彼はグラーフを受け持つ提督であった
そんな彼の悩みの種は、グラーフが逃げ込んだ例の鎮守府についてだった…
早見提督:「グラーフの詳細を語ろうにも…彼女は海外艦…下手に情報を開示してはドイツとの関係を悪化させるかも知れないしなぁ…」
…そうなのだ、『海外艦』はその国の技術が詰め込まれた所謂、極秘となる技術もある為、みだりに詳細な情報を提示する事は出来ず、しかも、グラーフ・ツェッペリン自体が未完成艦という事実が更に事を慎重化させていた
故に、彼なりにグラーフの抱える問題に取り組んではいたのだが、それが逆に彼女に不信感を与えてしまっていた結果を生んでいた
三日月:「司令官…どうしたんですか?」
早見提督:「…グラーフの件についてちょっとな…」
三日月:「…例の鎮守府の件ですね…」
そう言って2人で苦笑いを浮かべる
傭兵の働きは戦局に大きな影響を与えており、しかも、彼に同調する提督も多数存在し、多少の補給支援も行っているとなるとまた扱いが難しい…
上に相談し、話を通して貰ってはいたが何故か悪化している(傭兵の補給を絶ったのは上の制裁だったため、早見提督はこの事実を知らない)
早見提督:「…あの鎮守府は妙に人気があってあの提督の怒りは買うと何されるか分かったもんじゃないしな…」
三日月:「で、ですね…でも、上の人に話はしてもらってるんですし…大丈夫だと思いますけど…」
早見提督:「…あの人、本国の人と仲が悪いらしいし、不安ではあるけどな…」
三日月:「で、でも…グラーフさんの事については私達から話せる事は制限もありますし…」
早見提督:「だよなぁ…でも、一応、用心はしておくに越した事はないな…」
三日月:「ですねぇ…」
早見提督・三日月:「「はぁ…」」
事は最悪な方向へ向かっていることを彼等はまだ知らない…濁り水は確実に流れ込んでいたのだから…
溜め息を洩らす1人の提督…彼はグラーフを受け持つ提督であった
そんな彼の悩みの種は、グラーフが逃げ込んだ例の鎮守府についてだった…
早見提督:「グラーフの詳細を語ろうにも…彼女は海外艦…下手に情報を開示してはドイツとの関係を悪化させるかも知れないしなぁ…」
…そうなのだ、『海外艦』はその国の技術が詰め込まれた所謂、極秘となる技術もある為、みだりに詳細な情報を提示する事は出来ず、しかも、グラーフ・ツェッペリン自体が未完成艦という事実が更に事を慎重化させていた
故に、彼なりにグラーフの抱える問題に取り組んではいたのだが、それが逆に彼女に不信感を与えてしまっていた結果を生んでいた
三日月:「司令官…どうしたんですか?」
早見提督:「…グラーフの件についてちょっとな…」
三日月:「…例の鎮守府の件ですね…」
そう言って2人で苦笑いを浮かべる
傭兵の働きは戦局に大きな影響を与えており、しかも、彼に同調する提督も多数存在し、多少の補給支援も行っているとなるとまた扱いが難しい…
上に相談し、話を通して貰ってはいたが何故か悪化している(傭兵の補給を絶ったのは上の制裁だったため、早見提督はこの事実を知らない)
早見提督:「…あの鎮守府は妙に人気があってあの提督の怒りは買うと何されるか分かったもんじゃないしな…」
三日月:「で、ですね…でも、上の人に話はしてもらってるんですし…大丈夫だと思いますけど…」
早見提督:「…あの人、本国の人と仲が悪いらしいし、不安ではあるけどな…」
三日月:「で、でも…グラーフさんの事については私達から話せる事は制限もありますし…」
早見提督:「だよなぁ…でも、一応、用心はしておくに越した事はないな…」
三日月:「ですねぇ…」
早見提督・三日月:「「はぁ…」」
事は最悪な方向へ向かっていることを彼等はまだ知らない…濁り水は確実に流れ込んでいたのだから…
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2016-04-10 18:33
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