【PFT】足止めされる男【荒神の戯れ】
「お兄さん、困った顔してどないしはったん?」
「ん?ああ……少々予定していた行き先の先方が立て込んでいると<聞いて>どうしようかと」
「それは大変やねぇ」
「ご心配痛み入る。ところでこのあたりで黄金色の髪をしたお河童の童女を見なかっただろうか?」
「んー……残念やけど、うちは見てないわぁ。すまんえ」
「そうか……いや、御婦人の気に病むことではない、変なことを尋ねて悪かった」
「そのやや子はお兄さんのお子さんかなんか?」
「ああ、お恥ずかしいことに娘だ」
「おいくつ?」
「先日五つになったばかりで、まだ善悪の区別ができないのでな、少々心配なのだ、この戦乱の世だろう?」
「五つ、それは、しんぱいやねぇ」
「ああ……アレは愚かであっても、妻の忘れ形見であり私の宝でな……、人様に迷惑をかけていないといいのだが」
死霊の声でその願いは手遅れだと判りながらも黒鴉は少し遠い目をしながら呟く
「……」
その様子と、黒鴉に語りかけるように揺蕩う死霊たちをみつめながらササメユキは静かに話を聞く。
※こちらの作品はお借りしたキャラクターの行動を制限や強制するものではありません
問題・不都合等ありましたら、パラレル・スルーでお願いします。
※込み入っていそうな行き先illust/56506037
【お借りしました】
ササメユキさんillust/55677821
【うちの】
戦闘回避で無知の文庫に立ち寄れないオッサンillust/56472342
娘(キャプションのみ)illust/56353903
「ん?ああ……少々予定していた行き先の先方が立て込んでいると<聞いて>どうしようかと」
「それは大変やねぇ」
「ご心配痛み入る。ところでこのあたりで黄金色の髪をしたお河童の童女を見なかっただろうか?」
「んー……残念やけど、うちは見てないわぁ。すまんえ」
「そうか……いや、御婦人の気に病むことではない、変なことを尋ねて悪かった」
「そのやや子はお兄さんのお子さんかなんか?」
「ああ、お恥ずかしいことに娘だ」
「おいくつ?」
「先日五つになったばかりで、まだ善悪の区別ができないのでな、少々心配なのだ、この戦乱の世だろう?」
「五つ、それは、しんぱいやねぇ」
「ああ……アレは愚かであっても、妻の忘れ形見であり私の宝でな……、人様に迷惑をかけていないといいのだが」
死霊の声でその願いは手遅れだと判りながらも黒鴉は少し遠い目をしながら呟く
「……」
その様子と、黒鴉に語りかけるように揺蕩う死霊たちをみつめながらササメユキは静かに話を聞く。
※こちらの作品はお借りしたキャラクターの行動を制限や強制するものではありません
問題・不都合等ありましたら、パラレル・スルーでお願いします。
※込み入っていそうな行き先illust/56506037
【お借りしました】
ササメユキさんillust/55677821
【うちの】
戦闘回避で無知の文庫に立ち寄れないオッサンillust/56472342
娘(キャプションのみ)illust/56353903
PFT新津新天地編
aratsushinntennchihenn
オハラ
ohara
【無知の文庫】
【ぬばたま】
youkaiseizonndoumeinubatama
pixivファンタジアT
pixiv Fantasia T
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2016-04-24 16:06
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