うちの娘ものがたりep00-2

すいません、こりずに続きを書いていきます(/・ω・)/

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翌日

「姉さまー、スパナ姉さまー！！」
幼い容姿にブカブカの上着を包み込み、長い髪を靡(なび)かせながら１人の娘がスパナの待つ境内にやって着た

「こらこら、はぐるちゃん！境内を走っちゃ駄目だよぅ！」
口では窘(たしな)めているが、内心デレデレの気持ちを隠しきれない表情でスパナは注意する
「姉さま、遊ぼ遊ぼ！」
「・・・はいはい、明日は儀式なんだから・・・少しだけね！」
「わーい！姉さま大好き！」
「・・・・・・・///」

はぐるが寝静まった夜に、スパナは長巫女(おさみこ)に呼び出された・・・
「・・・・・・・！？」
数分ほど話しただろうか・・・
「・・・長・・・今の話は、本当ですか？」
「さよう、あの娘は神託で《破滅の忌巫女》と出た・・・一族の繁栄の為、処分が決定した」
(・・・何を言っている？処分？)
「明日、お前の手で葬(おく)ってやれ・・・あの娘もそう望んでいる」
「・・・・・・・分かりました」

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深夜に失踪する人影があった
「・・・ぜっちゃん・・・」
走りながらスパナは、ある決意を固めるのであった・・・
(・・・死なせない・・・あの娘だけは・・・)
ゼファの住処は知らなかった・・・でも、会わねばならなかった・・・