【ネタバレ注意・悪筆】フィニックの訪問【作中補完】

最初は小説で書こうと思ったんですが文章続かなくなってしまい、絵にしたら案外するするいったので漫画になりました。
ただ、滅茶苦茶字が汚いです。

ちなみに小説はこんな感じでした（ほぼ全文）↓

ニックはマスコミを掻き分け、やっと警察署の外まで辿り着くと妙に力が抜けたようにふうと重いため息をついた。
空がどこまでも晴れやかで無性に腹立たしい。
先ほどまで彼は、新米警察官のジュディと48時間という約束でのコンビを組み、消え去り事件の解決にあたっていた。
そうして事件解決めでたしめでたし……と、なるはずだった。
彼はジッと己の右手に握りしめているニンジンペン型レコーダーを見つめた。
これで脱税の証拠を取り返し、自由の身になったはずなのに彼の気持ちは決して晴れやかなものにはならない。
ＤＮＡ？肉食動物が昔に戻った？何を言っているんだ。
「……誰でも何にでもなれるんじゃなかったのか」
夢を諦めずにいれば、ゾウにだってなれるとさえ言っていたのに。
そう口に出してから彼は自分が心底ジュディといううさぎに失望していることを知った。

そこからどうやってねぐらに戻ったのかはよく覚えていない。
ただ気が付くとニックはベッドの中でただジッとニンジンペン型レコーダーを見ていた。
ふと部屋の窓が目に入りそこから投げ捨てようかとも思ったが、”証拠”がまだ削除されていないことを思い出してやめた。