ビッグ・シェー
十三「よし、何とかまいたな・・まさか屋根づたいに移動するとは夢にも思うまい、ボクサーがパンチだけだと思うなよ、フットワークだって大きな武器なんだよ!!」
https://www.youtube.com/watch?v=DTlwkkvvib0
ちさ「あ!十三くん、みーっつけた!!」
十三「ギエー!!な、何だぁ!?それは・・!!」
京助「漁船を貸してもらった、これなら見つけ出すのに便利だからな」
十三「何でいつも俺を追い掛け回すんだよ!!授業は出なくてもいいだろ!」
ちさ「三人で無欠席なら、ごほうびがもらえるのよ!!」
十三「担任の黄桜にあめ玉くらいでつられやがって!!」
ちさ「失礼ね、そんな安い女じゃないわ!十万個ポンッとくれたのよ!」
十三「同じじゃねえか!とにかくつかまってたまるか!!」
ちさ「逃がさないわ!!八時の方向!『ヘイヘイ砲』、『投網』発射!!やったね、十三くんゲットよ!」
京助「やはり、ゲームはリアルに限るな、ルールもないほうが面白い」
十三「そいつぁ、ちょっと勝手すぎだろぉー!?どこが漁船だ!戦艦じゃねえか!」
京助「戦艦じゃない、水陸両用漁船だ サメ撃退用の装備はつきものだろ」
十三「オーバーキルすぎるだろ!!誰だよ、こんな船持ってるやつってのは!?」
「俺だよ、知り合いから安く譲ってもらったんだ・・お、お前!!」
十三「し、真さん!?チッス・・!」
真「十三!希望ヶ峰に入ったんだってな!! おめでとうよ!お前のソウルが、向こうの眼鏡にかなったんだ!!」
十三「は、はぁ・・ソウルってなんすか?」
ちさ「あら、知り合いなの?」
真「こいつにボクシングを仕込んだのは俺さ、俺の見込んだ通り素質があったんだ」
京助「昔から腕っぷしは強かったですからね、会長の目も相変わらず鋭い」
十三「お前、俺らの事そんなに知らないだろ!?超高校級の生徒会長がそんなんでいいのか!?」
真「中々ユーモアのある生徒会長さんじゃねえか気に入ったぜ、君たち十三の友達になってくれるのか?」
ちさ「はい、もちろんです!!」
十三「ちょ・・・俺は別に友達なんて・・俺はただのDQNで十分ですよ」
ちさ「どうしてそんなこと言うの?自分をそんなに卑下しちゃだめよ!」
十三「うるせえ!!俺にかまうなって言ってんだろ!俺は拳で語ることしかできねえんだよ!」
真「十三、俺がお前にボクシングを教えたのはな、暴力を使わせるためじゃねえ!お前はちゃんと自分の身の程をわきまえてるし、何より熱いハートを持ってるからだ!俺は知ってるぜ、お前が『憎まれ屋』と呼ばれるほど人のヘイトを引き付けてるのは、争いが嫌いだからだろ?そうやって、自分をわざと憎ませることで 人と人を争わせないようにしてるんだ!」
ちさ「そうだったの・・・」
京助「そこまでの意図があったとは・・さすが慧眼ですね」
真「単なる暴力はいけねえし、こいつはそれをわかってるんだよ、きっと君たちの力になる時が来るぜ、こいつをぜひ、友達にしてやってくれ」
ちさ「はい!!任せてください!!」
京助「僕も、雪染も、基本的に暴力は反対ですから」
真「そうか、ありがとよ!!」
十三「あの・・こいつらが先ほど俺にふるった暴力はいいんすか?」
真「ありゃ、やむを得ない時だからセーフだろ、暴力も時と場合に使わなきゃいけねえからな」
十三「どんな時なんですか!?たかが授業さぼったくらいなのに!」
真「そんじゃがんばれよ!!十三!今度俺のところへ来いよ!うまい魚食わしてやるからよ!!お前もどうせなら超高校級の漁師のほうが向いてたと思うからな!?はっはっは!!」
ちさ「いいなぁ・・・素敵な先生がいて 今度刺身食べさせてね!」
京助「まずはフグのさばき方からだな・・・」
十三「何俺をマジで漁師にしようとしてんだよ!!」
ちさ「まぁまぁ、私たちこれで本当の友達って事でオッケーね!?」
京助「最初から決まっていたことだ」
十三「何今までの事なかったことにしようとしてんだよ・・お前らどんだけハート強いんだよ・・俺、絶望しそう」
京助「絶望したら、俺が介錯してやるから安心しろ」
十三「あ マジでやりそうだから、やめる!!希望万歳!」
ちさ「そんじゃあ、三人で記念写真撮ろうよー、あ、すみませーん、写真撮ってもらっていいですか?」
「いいよ」
ちさ「ありがとうございまーす!」
「君たち高校生?」
ちさ「はい、希望ヶ峰に入ったんです」
「そうかい、うらやましいねえ才能のある人は・・・僕なんて、なんの才能もないもんだから正社員にもなれないし、結婚もできなくてね・・・君たちはこんなにならずに がんばってね」
十三「負け組か・・ああはなりたくねえな」
ちさ「十三くん!?そんなことを言うと処刑だよ」
京助「卒業したら、そんなことを言うやつは強制収容所へ入れるようにしようか?」
十三「や、やめろ!バカな考えはやめろ!職権乱用がすぎるわ!!」
京助「冗談だ・・・でも、俺たちの才能を世界に広げられたら 素晴らしいとは思わないか?今の人みたいに弱い人を助けてあげるために・・希望ヶ峰を世界に進出させるんだ」
ちさ「いい考えね!!私もそれに乗るわ」
十三「ケッ・・・さすがいいことも言うじゃねえか、俺も手伝ってやってもいいぜ?」
京助「じゃ、まずは大工修行からだ」
ちさ「左官の仕事も必要だよ!」
十三「そっちかよ!!お前らとはやっとれんわ!!」
ちさ「はい、じゃあまずは授業に行きましょうね!今なら間に合うからー!・・・今の人、尻尾が生えてなかったかしら・・?気のせいかな?」
三人はこうして結束を強めていった、彼らが絶望を経験するのは この後のことである・・・
アンケート:座名九郎「そう言うと思いましたよ、辛いことでもそれをリアルに描き出すことによって、本当の芸術というものは生まれるのです、なぜなら必死に汗と血を流しながら生きる様こそ美しいからなのです、それでは~あ、み~な~さ~ま~♪御開帳でござぁ~い♪」チョン!!(拍子木の音)
https://www.youtube.com/watch?v=DTlwkkvvib0
ちさ「あ!十三くん、みーっつけた!!」
十三「ギエー!!な、何だぁ!?それは・・!!」
京助「漁船を貸してもらった、これなら見つけ出すのに便利だからな」
十三「何でいつも俺を追い掛け回すんだよ!!授業は出なくてもいいだろ!」
ちさ「三人で無欠席なら、ごほうびがもらえるのよ!!」
十三「担任の黄桜にあめ玉くらいでつられやがって!!」
ちさ「失礼ね、そんな安い女じゃないわ!十万個ポンッとくれたのよ!」
十三「同じじゃねえか!とにかくつかまってたまるか!!」
ちさ「逃がさないわ!!八時の方向!『ヘイヘイ砲』、『投網』発射!!やったね、十三くんゲットよ!」
京助「やはり、ゲームはリアルに限るな、ルールもないほうが面白い」
十三「そいつぁ、ちょっと勝手すぎだろぉー!?どこが漁船だ!戦艦じゃねえか!」
京助「戦艦じゃない、水陸両用漁船だ サメ撃退用の装備はつきものだろ」
十三「オーバーキルすぎるだろ!!誰だよ、こんな船持ってるやつってのは!?」
「俺だよ、知り合いから安く譲ってもらったんだ・・お、お前!!」
十三「し、真さん!?チッス・・!」
真「十三!希望ヶ峰に入ったんだってな!! おめでとうよ!お前のソウルが、向こうの眼鏡にかなったんだ!!」
十三「は、はぁ・・ソウルってなんすか?」
ちさ「あら、知り合いなの?」
真「こいつにボクシングを仕込んだのは俺さ、俺の見込んだ通り素質があったんだ」
京助「昔から腕っぷしは強かったですからね、会長の目も相変わらず鋭い」
十三「お前、俺らの事そんなに知らないだろ!?超高校級の生徒会長がそんなんでいいのか!?」
真「中々ユーモアのある生徒会長さんじゃねえか気に入ったぜ、君たち十三の友達になってくれるのか?」
ちさ「はい、もちろんです!!」
十三「ちょ・・・俺は別に友達なんて・・俺はただのDQNで十分ですよ」
ちさ「どうしてそんなこと言うの?自分をそんなに卑下しちゃだめよ!」
十三「うるせえ!!俺にかまうなって言ってんだろ!俺は拳で語ることしかできねえんだよ!」
真「十三、俺がお前にボクシングを教えたのはな、暴力を使わせるためじゃねえ!お前はちゃんと自分の身の程をわきまえてるし、何より熱いハートを持ってるからだ!俺は知ってるぜ、お前が『憎まれ屋』と呼ばれるほど人のヘイトを引き付けてるのは、争いが嫌いだからだろ?そうやって、自分をわざと憎ませることで 人と人を争わせないようにしてるんだ!」
ちさ「そうだったの・・・」
京助「そこまでの意図があったとは・・さすが慧眼ですね」
真「単なる暴力はいけねえし、こいつはそれをわかってるんだよ、きっと君たちの力になる時が来るぜ、こいつをぜひ、友達にしてやってくれ」
ちさ「はい!!任せてください!!」
京助「僕も、雪染も、基本的に暴力は反対ですから」
真「そうか、ありがとよ!!」
十三「あの・・こいつらが先ほど俺にふるった暴力はいいんすか?」
真「ありゃ、やむを得ない時だからセーフだろ、暴力も時と場合に使わなきゃいけねえからな」
十三「どんな時なんですか!?たかが授業さぼったくらいなのに!」
真「そんじゃがんばれよ!!十三!今度俺のところへ来いよ!うまい魚食わしてやるからよ!!お前もどうせなら超高校級の漁師のほうが向いてたと思うからな!?はっはっは!!」
ちさ「いいなぁ・・・素敵な先生がいて 今度刺身食べさせてね!」
京助「まずはフグのさばき方からだな・・・」
十三「何俺をマジで漁師にしようとしてんだよ!!」
ちさ「まぁまぁ、私たちこれで本当の友達って事でオッケーね!?」
京助「最初から決まっていたことだ」
十三「何今までの事なかったことにしようとしてんだよ・・お前らどんだけハート強いんだよ・・俺、絶望しそう」
京助「絶望したら、俺が介錯してやるから安心しろ」
十三「あ マジでやりそうだから、やめる!!希望万歳!」
ちさ「そんじゃあ、三人で記念写真撮ろうよー、あ、すみませーん、写真撮ってもらっていいですか?」
「いいよ」
ちさ「ありがとうございまーす!」
「君たち高校生?」
ちさ「はい、希望ヶ峰に入ったんです」
「そうかい、うらやましいねえ才能のある人は・・・僕なんて、なんの才能もないもんだから正社員にもなれないし、結婚もできなくてね・・・君たちはこんなにならずに がんばってね」
十三「負け組か・・ああはなりたくねえな」
ちさ「十三くん!?そんなことを言うと処刑だよ」
京助「卒業したら、そんなことを言うやつは強制収容所へ入れるようにしようか?」
十三「や、やめろ!バカな考えはやめろ!職権乱用がすぎるわ!!」
京助「冗談だ・・・でも、俺たちの才能を世界に広げられたら 素晴らしいとは思わないか?今の人みたいに弱い人を助けてあげるために・・希望ヶ峰を世界に進出させるんだ」
ちさ「いい考えね!!私もそれに乗るわ」
十三「ケッ・・・さすがいいことも言うじゃねえか、俺も手伝ってやってもいいぜ?」
京助「じゃ、まずは大工修行からだ」
ちさ「左官の仕事も必要だよ!」
十三「そっちかよ!!お前らとはやっとれんわ!!」
ちさ「はい、じゃあまずは授業に行きましょうね!今なら間に合うからー!・・・今の人、尻尾が生えてなかったかしら・・?気のせいかな?」
三人はこうして結束を強めていった、彼らが絶望を経験するのは この後のことである・・・
アンケート:座名九郎「そう言うと思いましたよ、辛いことでもそれをリアルに描き出すことによって、本当の芸術というものは生まれるのです、なぜなら必死に汗と血を流しながら生きる様こそ美しいからなのです、それでは~あ、み~な~さ~ま~♪御開帳でござぁ~い♪」チョン!!(拍子木の音)
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2016-07-30 19:23
Comments (2)
超高校級の漁師になった十三とか、逆に見てみたいです(^^♪ 私も、十三に対しての印象は最悪でした・・・。でも、これから、彼も、冬彦ぼっちゃんのように、良いところを見せてくれると、見方が変わると思う。
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