【HD名鉄57】近代レールバスの第1号【キハ10形】
名古屋鉄道キハ10形:
1982年に富士重工が開発した新型レールバス「LE-Car」の営業用車第1号として、名鉄が八百津線などの
閑散線区のワンマン化を目的に導入。これがキハ10形で、富士重工における「LE-CarⅡ」の第1号車である。
この気動車の登場で、LE-CarⅡは各地のローカル私鉄や第三セクター鉄道へと大きく販路を広げていくことになる。
車体構造は当時、富士重工が製造していたR15形バスボディに準拠し、パーツもおおむね共通のものを使用している。
ただし多客時には連結運用も想定されたため、前面は当初より貫通式である。
エンジンは日産ディーゼル(現・UDトラックス)製のものを使用した。動力伝達方式は液体式。
まず、1984年度に登場したキハ11~13号は非冷房で誕生、車体前後に押し込み式のベンチレーターを備えているが、
翌年度登場のキハ14~16号は冷房車となっていて窓割りが異なるほか、ベンチレーターはグローブ式、
また車体中央にはバス用クーラーを設置している。この関係で定員は11~13号は90名だったのに対し
14~16号は88名に減少している。
終始八百津線および広見線を活躍の場としたが、1軸台車で乗り心地が悪かったことからキハ30形(illust/58306923)が登場すると
それに置き換えられる形で廃車となった。
キハ15・16号の2両についてはくりはら田園鉄道に移籍して同社のKD10形11・12号となり、朝夕の通学時間帯に2両編成で走ったが、
2007年に同線が廃止されたことで廃車となった。
現在、KD11号(←名鉄キハ15号)が旧若柳駅構内で保存されている。
整備が行き届いており保存状態は大変良く、動態保存であるためイベント時には構内を自走する姿も見られる。
1982年に富士重工が開発した新型レールバス「LE-Car」の営業用車第1号として、名鉄が八百津線などの
閑散線区のワンマン化を目的に導入。これがキハ10形で、富士重工における「LE-CarⅡ」の第1号車である。
この気動車の登場で、LE-CarⅡは各地のローカル私鉄や第三セクター鉄道へと大きく販路を広げていくことになる。
車体構造は当時、富士重工が製造していたR15形バスボディに準拠し、パーツもおおむね共通のものを使用している。
ただし多客時には連結運用も想定されたため、前面は当初より貫通式である。
エンジンは日産ディーゼル(現・UDトラックス)製のものを使用した。動力伝達方式は液体式。
まず、1984年度に登場したキハ11~13号は非冷房で誕生、車体前後に押し込み式のベンチレーターを備えているが、
翌年度登場のキハ14~16号は冷房車となっていて窓割りが異なるほか、ベンチレーターはグローブ式、
また車体中央にはバス用クーラーを設置している。この関係で定員は11~13号は90名だったのに対し
14~16号は88名に減少している。
終始八百津線および広見線を活躍の場としたが、1軸台車で乗り心地が悪かったことからキハ30形(illust/58306923)が登場すると
それに置き換えられる形で廃車となった。
キハ15・16号の2両についてはくりはら田園鉄道に移籍して同社のKD10形11・12号となり、朝夕の通学時間帯に2両編成で走ったが、
2007年に同線が廃止されたことで廃車となった。
現在、KD11号(←名鉄キハ15号)が旧若柳駅構内で保存されている。
整備が行き届いており保存状態は大変良く、動態保存であるためイベント時には構内を自走する姿も見られる。
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2016-10-10 19:48
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