ふたりのトラムカンパニー

　10月23日に開催されたコミティア118への持参作品『ふたりのトラムカンパニー』画像サイズ縮小版です。夏のコミティア117に持参した漫画は本文27ページでしたけれど、今回は本文8ページの掌編です。

　8月頃、コミティア118へ持参するのはトラムの車掌と運転士の女の子二人組の話にしようと決めて、ティア117のための『空に迷う少女と黄昏の車輪使い』を書きながら検討メモを書いていました。
　9月から実際のトラムやその他鉄道についての資料を集めて、車両と乗務員二人の3Dデータ作成を始めました。この工程で時間がかかるであろうと見越していたので、漫画本編は短い内容にすると決めていました。

　「ゼフィーベの空に風翔けて」の公開を始めて間もないころから、構想ノートに書いていた題材がありました。
　しかし、それを私がすっかり忘れていたせいで、これまで作ってきたキャラクターが誰一人として、それを実行していなかったのです。パーシュ・ティラード運転士とラリィ・アービル車掌をデザインしたのは、今まで空席になっていたポジションを受け持ってもらうためです。

　持って回った口上なのに、内容はつまらないものかもしれません。今回は漫画のボリュームよりも、トラムの二人をこの先長く使えるようにデザインするために労力を配分しました。
　目を通してみたけれども内容に不満がある、などの感想でも、コメントを頂ければつつしんで拝読します。

### ### ###

　2016年10月25日の漫画デイリーランキングで、277位に入りました。
　評価していただける作品を、これからも作っていくつもりです。