ローレライF熱闘編《1》
反乱の鎮圧によってイ507とローレライシステムを米軍に渡すという目論みはつぶれた。しかしその為3発目の新型爆弾を積んだB29がテニアンから東京に向けて飛び立つこととなる。それはなんとしてでも阻止しなければならない。急ぎテニアンに向かうイ507だった。しかし、元々の作戦は新型爆弾を移送する艦艇を途中で攻撃するというものであり、すでにB29に搭載されてしまっては潜水艦からではどうしようもない。「どうする・・・。」例えテニアン近海にたどりついても米駆逐艦隊が守りについているはずだし、なんとかすり抜けられても海上からの闇雲な砲撃では目標に命中させる事は不可能に近い。また今更陸戦隊を編成してどうなるというものでもなかった。だがこのまま放っておく事はできない。見過ごせば今の防空体制でB29の爆撃を阻止することは望めないだろう。「カン長・・ オレ行く。
オレにチュウシャしてくれ。」
そう言い出したのはケン太だった。(つづく)
オレにチュウシャしてくれ。」
そう言い出したのはケン太だった。(つづく)
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2009-09-03 21:23
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