物日 庫裏濟 【モノビ クリスマシ】
『今流行向日附草子』より。
師走の半ら 冬至にほど近き一日を云ふなり
本は異敎の主が生日と聞けれども道にあらざれば唯庫裏にて濟ますとて云うなり
土御門が五芒星を頂ける玉飾の樹を立つる云々
[口語訳]
12月の中ほど、当時に近い一日をいう。
もとは異教の神の生誕祭だったと聞くが、仏道ではないなでただ庫裏(寺の内の、僧侶が暮らす場所)で祭祀を済ませてしまうので、(庫裏済ましと)いう。
土御門(安倍清明)が使ったという星をあしらった樹を立てて祝うという。
女の「イデ あなる皮裘賈はむ(あの毛皮を買って)」という依頼に、男が「エイ 仕樣のない奴ぢや(しょうがないな)」と応じている絵がつけられている。
師走の半ら 冬至にほど近き一日を云ふなり
本は異敎の主が生日と聞けれども道にあらざれば唯庫裏にて濟ますとて云うなり
土御門が五芒星を頂ける玉飾の樹を立つる云々
[口語訳]
12月の中ほど、当時に近い一日をいう。
もとは異教の神の生誕祭だったと聞くが、仏道ではないなでただ庫裏(寺の内の、僧侶が暮らす場所)で祭祀を済ませてしまうので、(庫裏済ましと)いう。
土御門(安倍清明)が使ったという星をあしらった樹を立てて祝うという。
女の「イデ あなる皮裘賈はむ(あの毛皮を買って)」という依頼に、男が「エイ 仕樣のない奴ぢや(しょうがないな)」と応じている絵がつけられている。
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2016-12-22 12:00
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