【シェルター日記03】保護ねこカフェ黎明期

任意団体を立ち上げてから半年ほど
近くにある自宅をシェルターに使いながら
日本で初めての「保護ねこカフェ」を大塚駅前に作ってました。
（当時は開放型シェルターって呼んでた）

資金は雀の涙で
正規スタッフは私を入れて２名からのスタート
当時のボランティアさん達には言葉にできないほどお世話になりました。

そんなときに、行き倒れねこの「きなこちゃん」を保護してしまい
黄疸のために食欲廃絶してるので、３０分おきの強制給餌
工事も、始めてしまった団体運営も止められない。
食べさせなきゃ死んじゃう。
真っ黄色のおしっこをなんとか変えなきゃ。

工事中の冷たい床に毛布をひいて
きなこちゃんと寝泊まりしました。

いやがるのをなだめなだめ
一口入れては「えらいえらい！」って撫でる。
頑張ってくれて、自力で食べ出し、そうなれば回復も早い。
その後、無事に新しいご家庭に行きました。

保護ねこカフェがこんなに増えるとは思いませんでしたが
たくさんの方から運営方法のご質問を頂くので
毎月「ねこカフェスクール」も開催しています。

安易に立ち上げないための啓蒙と
やるのなら立ち下げないで済む運営計画。

全国の保護ねこカフェと、連携もあったらいいですよね。