短時間挑戦 3327

　＊さて、本日の短時間挑戦からお車で御座います。
　御覧の通り白一色で、更に正面以外剰り飾り気の無い一台。
　唯、その小面部の吸気口デザインがかなり独特で、更に後部の窓の形状がかなり独特という事もありその点でバランス取りに骨を折る事に。
　そして、やはり本日も又ラフの段階で一眠り。
　もう諦める他も御座いませんね。

　お時間は31分プラスアルファとなりました。

　＊本日のお車は光岡自動車のフュージョンで御座います。
　性能等はベースとなるお車によりますので割愛とさせて頂きます。

　こちらは独特の車作りで定評のある光岡自動車の一台。
　そして、同社の中でも更に特異な一台なのでしょう。
　位置づけは何と寝台車と霊柩車。
　一台二役のお車ですが、流石にどちらか一方しか使えませんよねぇｗ

　同車は多様化する葬式形態の増加と反比例する常態的な人材不足を補う為の業務補助の様なお車として開発。
　汎用性と効率化を求める声に堪える形での開発なのだとか。
　寝台車としての利便性と霊柩車としての機能を兼ね備えており、搬送と霊柩業務二役を一台でこなせるのだそうです。

　ちなみに、寝台車とは列車の其れとは大きく性質が異なり、大体は救急車以外の病人搬送用に製造、改造されたお車を指します。
　実は言葉通り就寝用も存在しているのですが、移動中に医療以外で使用するベッドを車内に置くことが法律で禁じられている為に殆どニーズが御座いません。
　キャンピングカー等のベッドも運転中の使用は禁止。
　ですので、一般的なミニバンやステーションワゴンの改造として販売されて居るようです。
　医療的見地も含んだ福祉車両として自動車メーカーの販売車種の中にラインナップされている物も極々僅かにある程度なのだとか。

　トヨタのアルファード、ヴェルファイア、エスティマをベースにクォーターピラーには世界初のLEDランドボー「KIZASHI（キザシ）」を装備。
　近未来的な意匠を施しております。
　又、そこから連続するリアゲートガラスを左右に覆う様な造形とし、先鋭的なスタイルへ。
　この二つによりより印象深く付加価値の高いお見送りシーンを演出するのだとか。
　棺室内は機能性重視の寝台車とは異なり霊柩車として使用出来る様レザー装飾やLED照明に化粧パネル。
　高級ステンレス棺台などを品良く装飾して高級感溢れるデザインとなっているそうです。
　お値段はアルファード、ヴェルファイアがベースの場合FFで467万円からで4WDが486万円からとなっております。

　＊本日の搭乗者さんは純白の葬送用お車と言うことで、上品な白とその羽は伊勢神宮の神剣にも使用されている程神聖な物と言う事でお見送りに向いていそうな鳥さんで御座います。