ひいでた才能、打たれる杭

http://www.nicovideo.jp/watch/sm12857195

お鏡「遅いねぇ・・伊兵衛と定吉は、2000両の大金を運ぶのにいつまでかかってんだか！」

「そのお二人なら、先に舟に乗って旅立たれましたよ」

お鏡「誰だい！？あ、あんたもあたしの金を狙ってんだね！！生かしておかないよ！！」

お沙羅「閻魔様のお使いですよ、急いで渡してくれるように頼まれましたんでね・・・・・」

鏡子「・・・沙羅？」

由良木「おいおい、どーしたの！？沙羅ちゃん！！こんな大事なシーンでNGなんて！！」

沙羅「できません・・・お芝居とはいえ、お嬢を斬るなんて」

鏡子「これはね、沙羅・・・もう主人と使用人との間柄は、これできっぱり斬ろうっていうことなの！！もう私のことで気を使わなくてもいいのよ！！私の命の恩人の沙羅とお母さんを家から追い出すわけないじゃない！！これから何があっても私は沙羅を守るよ！！」

沙羅「お嬢・・！！」

由良木「先輩、それは夫である俺の役目っすよ！！今日から俺のバレーボールは二つとも沙羅ちゃんのもんだ！！」

沙羅「え、あ・・ありがとうございます・・」

雲海「おめえはよぅ！！さらっとそういうこと言うんじゃねえよ！！ん、まあよかったじゃねえか沙羅！これで鏡子との関係はチャラだ、これから対等な竹馬の友として生きていけばいいんだよ、お、俺も・・いれてもらっていいか？なんてって幼馴染だからな！！」

沙羅「雲海さん・・・はい！ありがとうございます！！」

鏡子「雲海ー・・・じゃあ、私もセッターの練習しましょう！！雲海のバレーボール使って！！」

雲海「ちょ、おま・・・喘息はどうした！？アレーーーーー！！！！」

「フフフ、そうこの子はいい・・・私のストライクだよ！！私も年でねえ・・そろそろ娘がほしいと思っていたところなんだよ」

由良木「おっさん、犯罪だよ！？」

「耳に櫛突っ込む方が犯罪だが・・・まぁいいだろう、今日はめでたい日だからな」

花村「さあ、お嬢さんたち、僕が『夜の剣術』の手ほどきをしてあげようね！！僕の下半身も賛成だってさ！！」

ユキ「何だ？このキモデブは・・・いくら10億のゲームに参加するためとはいえ、こんな余興をするなんて聞いてないぞ！！そうか、ゲームじゃないから・・・やっちまっていいんだな」

クロエル「うぷぷ、まぁオフザケってやつさ、ボクは一度食べてみたかったんだ！！『とんかつの花村』ってやつをね！！どんな絶望の味がするのかなぁ！？さあ、こんがりと揚げようね！！」

花村「おやぁ？僕はとんかつは好きだけど、なんか違うよねえ・・・」