【PFRD】ネズミはチーズの夢を見た【エピローグ】

pixivファンタジアRD【illust/63981060】
第三章：闇の復讐【illust/64556068】

■三章終了にはまだ少し早いですが、折角なので戦場タグ貢献したくて【ネズミはチーズの夢を見た】のエピローグをフライング投稿させていただきます。
勿論、三章はまだもう少し続きますし、描いてるけど間に合わないよ～という方も、インターバルにもつれ込んだ後も投稿してくださって大丈夫なので安心してね！

■非公式イベント：ネズミはチーズの夢を見た【illust/64584269】

※以下作品閲覧後、読了推奨※


「まるで悪夢のようだった」

その光景を偶然目撃した一人の冒険者はそう言った。

何が起こったのかはわからない。
けれど、確かなのは一つだけ。
どこかで一声、ネズミが鳴いた。
一拍置いたその刹那、ネズミたちが、突然共食いを始めたのだ。
黒くうねる巨大な生き物のような、小さな小さなネズミたちの群れが、お互いがお互いを食い破り、どんどん小さくなっていく。

ﾁｭｰﾁｭｰ（ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ）
ﾁｭｰﾁｭｰ（ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ）

ネズミの声と、どこかで聞いたような少し間の抜けた破裂音。
万は千に。千は五百に。
五百は百に。百は五十に。

そうして減り続けたネズミたち。
最後に残ったのは、小さな小さな赤い外套に、王冠を被ったネズミが一匹。

呆気にとられる冒険者たちの目の前で、
丸々と膨らんだ自身の大きな腹に、王冠ネズミはがぶりと食いつき、

そうして、

────ﾌﾟﾁﾝ。

あの悪夢のようなネズミの群れは、
跡形もなく消えてしまったのだ。



■沢山のイメレス参加ありがとうございました！！
こちらが『ネズミはチーズの夢を見た』のエピローグとなります。

【ネズミはチーズの夢を見た】のタグを付けた作品を投稿、参加してくださった皆さん全員の元に、三章終了後、ネズミの里のネズミたちがチーズをこっそり枕元に置いて行ったり、玄関先にプレゼントとして置いて行ったり、或いは手渡しに行ったり、まあなんか色々な方法でチーズを置いて行くだろうと思いますので、どうぞご自由に活用してくださいませ！

本当に沢山の物語をありがとうございました！


※こんな感じで、帝国ネズミたちは消えていきますが、復活者ネズミの作画簡単だからまだまだ最終章でもﾌﾟﾁﾌﾟﾁしたいんじゃ～～というお方がいらっしゃれば、帝国ネズミの残党ということでプチプチして行ってもいいのよ（適当でいいのよ精神）

（あと何か追記し忘れてる事があったらキャプション後日追加します）

ﾁｭｰ（ところで最後のページ、英文の文法間違ってたらすいません見逃して…）