【PFRD】海を征く者と

「―――また会ったな海賊殿」
「！あん時の騎士様か、随分毛色が変わったなあ！」
「気分転換みたいなものさ。
　それにしても空を飛ぶとは、あんたの船も無茶苦茶だ！」
「ははっ俺もそう思う！いい女だろ！」

そう言って海を征く男はからりと笑う。
―――本来海賊と騎士など相容れぬものだ。
どんなに陽気に見えてもその本質は奪う者、共通の敵がいる時分でなければ騎士にとって粛清の対象と言ってもいい。
だがその風のように自由に生きて笑う姿を、眩しいと思う己がいるのも事実だった。

幼い頃に許された数少ない娯楽。その中で未知の海に臨んだ海賊が書き記した冒険譚は、気づけば本がボロボロになるまで読み込んだ。

「…略奪も程々にな海賊殿、あんたの船が沈むところなど見たくはない」
聞こえなくてもいい声で、呟いた。

◆
ファルカ島の海【illust/64513008】以来ですねのご挨拶、海賊と騎士で再共闘がしたかった。

二人がいる所は地上でも空の上でもお船の上でも想像はご自由にどうぞ。
ファンタジーだし風に巻き上げられたのかもしれないし竜と戦ってたら雲の上に連れてこられたのかもしれないし地盤が浮いたのかもしれない。
前回の投稿見て時系列とか気にしちゃいけません、戦いが一日かそこらで終わるとは限らないしこんな事もあったかもねくらいのフンワリさでお願いします。

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勿論お借りした方の行動を制限するものではありません。
不都合ありましたらスルー・パラレルでお願いします。

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お借りしました
ユージーン・マードック船長【illust/63992410】こちら【illust/64926301】でエンチャントしてらしたので剣が雷属性になってます。
テンペスタ号【illust/63992141】

アロイス【illust/64029713】最終章仕様【illust/64826175】

企画元【illust/63981060】