【PFRD】英雄再臨【忌むべき王の戦場】

「…英雄よ、あなたが再びこの地に降り立つことを信じておりました。」

ルフの神話

ルフの歴史は、エルダリア創世の時にまでさかのぼる。そのとき英雄ルフは、まだ巨大な鳥でしかなく、アルペリ山脈の一角に住処を置いていた。
ある日、ルフの元をある一人の男が訪れた。男は商人と名乗り、どうしても海を渡り砂漠へと向かわねばならない、そのために力を貸してほしいとルフに伝えた。
ルフはどうにもその男を信用しきれず、相談役であるツェクツ鳥に教えを乞うた。
ツェクツは「その男は、いずれ大いなる平穏をもたらすことになるだろう」と予言した。
ルフはそれでもなお渋ったが、男の目には確かに何かを変える力を感じたので、男を信じ足につかまらせ海を渡ことにした。
男はルフに感謝を告げると、礼として一つの果実を与えた。するとルフの身体は、鳥と人の姿を行き来することができるようになったのだ。
我らが鳥になることができるのは、これが理由である。

砂漠の国で、ルフは惨劇を目の当たりにした。残忍な王が、民をいたぶり楽しんでいたのだ。
反乱を試みた国民は、すべて返り討ちにされ、串刺しにされた。
商人の男は、実は王の暗殺を試みるアサシンであった。惨劇をみたルフは「自分も力になりたい」と男に申し出た。男はうなずき、彼の持つ暗殺の技、王に突き立てるための暗器をルフに託した。
我らが闇に生きることになったのは、これが理由である。

王は打ち倒され、ルフはいずれ再びエルダリアに降り立つことを兄弟達に伝え天へと昇った。
そして今。英雄ルフは再びこの地へと舞い降りたもうた。黄泉から這い出で、エルダリアを喰らわんとするものたちを討ち倒すために…
英雄自身も復活者であるなど関係ない。ルフは一つの者、一つの偏った思想の味方にはならないからだ。

そう、我らは大空を舞い、地を見下ろす鳥なり。地に足をつき生きるものにはあらず。
どこにでも行き、なんにでも成ることができる。
我らは、自由だ。

◆いろいろ立て込んでるのでここからは閲覧兵にまわります…後は頼んだ（何もしてない
ルフはそこら中で復活者を切り刻んでいるので、ご自由に動かしてやってください。
ミュートス出版でもらった栞が発動しました。【illust/64840383】

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おもわずひれ伏す【illust/63981860】
ツェクツ鳥はこいつ【illust/64080299】

今回ギルドに所属しなかった(できなかった)言い訳がこのルフの信条だったりします。