【存在に恋2】エレ【住民】
君の存在に恋をする。2 【illust/63789348】
「ただいま!」
◆エレ/人型:155cm獣型:大人1人乗せられる位/20歳/霧月の第十三日生
一人称:わたし 二人称:きみ、あなた/幼少期【illust/64378000】
影に溶け込む力を持つ獣の一族、「スカーシャン」の女性。
15歳の時に親元を離れ、暫く「じぶんさがしのたび」をしていたが、成人を機に居住地をスターボットに定めた。
現在は旅の途中に得た知識を生かし薬師(見習い)をしている。
性格は子供の頃と変わらず。
移住して大好きな人にすぐ会えるし果物はおいしいし毎日楽しい。
◆大切な人
フォルトゥナさん【illust/65105252】/はじまりの季節【illust/64365947】
大人になったら一番に行きたい所はずっと前から決まっていた。
本当はもっと一人前になってからとも思ったけれど、
そんな事を言っていたらいつになるか分からないじゃないかという事に最近気づいたのだった。
何度も通った草木と土と果物の香る場所。特別なひとのいる場所。
最後に会ったのはあの子が成人の儀を終えた頃で。元気にしているだろうか。
そういえば、あの子も赤いアネモネを選んだんだっけ。
私は結局、決められなくて目を瞑って選んだけれど、
目を開けて手の中に同じ赤があった時、何だかとても嬉しかった。
そんな事を考えながら森を駆ける。道はちゃんと覚えてる。
懐かしい匂いはすぐそこに。
嬉しくなって飛びついた。
「フォル!久しぶり!会いたかっ...重い?あっ、ごめんね!嬉しくなっちゃってつい...」
「わぁ、前より果物が増えたね...!収穫が楽しみだね!
そうだ!まだ失敗してばっかりだけど、わたしもやりたい事、見つけられたよ。」
「エレ...じゃない、わたしね、大人になってどこかに住むならフォルのいるこの土地がいいなあって思ってたんだ。
だから旅は今日でお休み。改めてよろしくね!」
「ふふー、わたしも結構背、伸びたでしょう!フォルと同じ目線でお話できるのうれしいなあ」
小さい頃は全然だったけれど、あれから随分背も伸びて、今では彼女とそう変わらない。
陽の光を受けてきらきら光る白がとても綺麗。
初めて会った時もそう思ったのを今でもよく覚えている。
「いつも髪の毛結ってくれてありがとう。そうだ、今日はわたしがフォルの髪結ったげるね!
大丈夫、まかせて!子どもの頃よりは上手くできるようになってるはず!.....うーん?」
「わたしは男になっても女になっても良かったんだ。
だってわたしはわたしだしフォルはフォルに変わりはないからね。」
「あ、でもね、同じ色の花を選べたんだなーって思ったらね、すごくうれしかった!」
ずっと旅をして、1人になってからも色々な場所に行ったけれど
やっぱりあなたの隣が1番ぽかぽかしていて、心地よくて、忘れられなくて。
そんな風に思う場所は他にはなかった。
昔と同じ、何でもない話をして、一緒に果物を食べて。あなたが笑ってくれるとわたしも嬉しくて、とても幸せで。
「これ、この花ね、きみの瞳と同じ色でとっても綺麗だなあって思ったの。
この前たくさん咲いてる場所を見つけたから、今度一緒に見にいこう!」
「フォル。わたしね、あなたに聞いて欲しいことがあるんだ」
幸せだから。これ以上を望む必要はきっとないのだけれど、どうしても伝えたいと思うのは。
「旅に出て初めての友達がフォルでね、わたしには兄弟もいなかったから何だかすごく嬉しかったんだ。
お別れは寂しかったけど、たまに会ってお話するだけですごくすごく楽しかった」
「でもね、いつからかな、もっとフォルの側にいたいって思うようになって、
その、友達、としてじゃなくて...ええと、とくべつ...そう、あなたの特別になりたい。今はそう思ってる。
ふふ、少し欲張りになっちゃったみたい」
小さい頃よりも喋るのが下手になっただろうか。
伝えたい事は沢山あるのに、口を出るのは拙い言葉ばかり。
でも、この気持ちは変わらないから。
「わたし、私は...これからをあなたと一緒に生きたい」
あの時迷子になって良かった。あの時出会ったのがあなたで良かった。
誰よりも何よりも大切なひと。
やっぱりわたしはどうしようもなくあなたの事が好き。
◆お友達
メルシェさん【illust/65104754】/始まりの季節【illust/64378678】
「わっ!メルシェ!久しぶり、元気だった?メルシェも赤いアネモネを選んだんだね、一緒だ!えっ、なになに?気になる!」
「レシスに滞在してた時は雪に埋まったりしてたらよく抱っこして運んでもらったっけ。
懐かしいなあ...ふふ、今はメルシェ1人くらいなら背に乗っけて運べるよ!」
「うんうん!ずっと友達だね!」
めぐる季節も宜しくお願いいたします!
「ただいま!」
◆エレ/人型:155cm獣型:大人1人乗せられる位/20歳/霧月の第十三日生
一人称:わたし 二人称:きみ、あなた/幼少期【illust/64378000】
影に溶け込む力を持つ獣の一族、「スカーシャン」の女性。
15歳の時に親元を離れ、暫く「じぶんさがしのたび」をしていたが、成人を機に居住地をスターボットに定めた。
現在は旅の途中に得た知識を生かし薬師(見習い)をしている。
性格は子供の頃と変わらず。
移住して大好きな人にすぐ会えるし果物はおいしいし毎日楽しい。
◆大切な人
フォルトゥナさん【illust/65105252】/はじまりの季節【illust/64365947】
大人になったら一番に行きたい所はずっと前から決まっていた。
本当はもっと一人前になってからとも思ったけれど、
そんな事を言っていたらいつになるか分からないじゃないかという事に最近気づいたのだった。
何度も通った草木と土と果物の香る場所。特別なひとのいる場所。
最後に会ったのはあの子が成人の儀を終えた頃で。元気にしているだろうか。
そういえば、あの子も赤いアネモネを選んだんだっけ。
私は結局、決められなくて目を瞑って選んだけれど、
目を開けて手の中に同じ赤があった時、何だかとても嬉しかった。
そんな事を考えながら森を駆ける。道はちゃんと覚えてる。
懐かしい匂いはすぐそこに。
嬉しくなって飛びついた。
「フォル!久しぶり!会いたかっ...重い?あっ、ごめんね!嬉しくなっちゃってつい...」
「わぁ、前より果物が増えたね...!収穫が楽しみだね!
そうだ!まだ失敗してばっかりだけど、わたしもやりたい事、見つけられたよ。」
「エレ...じゃない、わたしね、大人になってどこかに住むならフォルのいるこの土地がいいなあって思ってたんだ。
だから旅は今日でお休み。改めてよろしくね!」
「ふふー、わたしも結構背、伸びたでしょう!フォルと同じ目線でお話できるのうれしいなあ」
小さい頃は全然だったけれど、あれから随分背も伸びて、今では彼女とそう変わらない。
陽の光を受けてきらきら光る白がとても綺麗。
初めて会った時もそう思ったのを今でもよく覚えている。
「いつも髪の毛結ってくれてありがとう。そうだ、今日はわたしがフォルの髪結ったげるね!
大丈夫、まかせて!子どもの頃よりは上手くできるようになってるはず!.....うーん?」
「わたしは男になっても女になっても良かったんだ。
だってわたしはわたしだしフォルはフォルに変わりはないからね。」
「あ、でもね、同じ色の花を選べたんだなーって思ったらね、すごくうれしかった!」
ずっと旅をして、1人になってからも色々な場所に行ったけれど
やっぱりあなたの隣が1番ぽかぽかしていて、心地よくて、忘れられなくて。
そんな風に思う場所は他にはなかった。
昔と同じ、何でもない話をして、一緒に果物を食べて。あなたが笑ってくれるとわたしも嬉しくて、とても幸せで。
「これ、この花ね、きみの瞳と同じ色でとっても綺麗だなあって思ったの。
この前たくさん咲いてる場所を見つけたから、今度一緒に見にいこう!」
「フォル。わたしね、あなたに聞いて欲しいことがあるんだ」
幸せだから。これ以上を望む必要はきっとないのだけれど、どうしても伝えたいと思うのは。
「旅に出て初めての友達がフォルでね、わたしには兄弟もいなかったから何だかすごく嬉しかったんだ。
お別れは寂しかったけど、たまに会ってお話するだけですごくすごく楽しかった」
「でもね、いつからかな、もっとフォルの側にいたいって思うようになって、
その、友達、としてじゃなくて...ええと、とくべつ...そう、あなたの特別になりたい。今はそう思ってる。
ふふ、少し欲張りになっちゃったみたい」
小さい頃よりも喋るのが下手になっただろうか。
伝えたい事は沢山あるのに、口を出るのは拙い言葉ばかり。
でも、この気持ちは変わらないから。
「わたし、私は...これからをあなたと一緒に生きたい」
あの時迷子になって良かった。あの時出会ったのがあなたで良かった。
誰よりも何よりも大切なひと。
やっぱりわたしはどうしようもなくあなたの事が好き。
◆お友達
メルシェさん【illust/65104754】/始まりの季節【illust/64378678】
「わっ!メルシェ!久しぶり、元気だった?メルシェも赤いアネモネを選んだんだね、一緒だ!えっ、なになに?気になる!」
「レシスに滞在してた時は雪に埋まったりしてたらよく抱っこして運んでもらったっけ。
懐かしいなあ...ふふ、今はメルシェ1人くらいなら背に乗っけて運べるよ!」
「うんうん!ずっと友達だね!」
めぐる季節も宜しくお願いいたします!
51
78
1732
2017-09-24 00:01
Comments (0)
No comments