えーいっ!

コロニーOの元警備隊長にしてプロトフォームX(のちのランページ)に仲間たちを全滅させられた事によって復讐鬼となってしまったエイのおっさんことデプスチャージの初登場回です。Xを倒すことしか頭にないのかと思ったら溺れているチータスを助けるなど、優しい所もあるみたいです。
　しかしデプスチャージの心境と行動は、とても複雑です。私個人の観点による感想にはなりますが、復讐という事自体は決していいことではありません。非常につらく憎らしいことですが、仕返ししても死んでしまった仲間は帰ってきません…でも「コロニーOでの悲劇以上の犠牲を出してはならない」「同じ過ちを繰り返してはならない」という考え方をすれば彼の行動はすべて間違っているとは言い切れません。寧ろよくわからないのは最高議会の処置です。不死身のスパークを持つXを救命ポッドに封印して誰もいない宇宙の墓場に投棄する(所謂島流し)というのは、本当に安全な対策だったのでしょうか?Xのポッドを乗せたアクサロンが地球に墜落したことによってその作戦は失敗に終わってしまいましたが、もし成功したとしても、放棄場所で何かしらのトラブル、もしくはひょんな事が起きてポッドから出てくるという可能性もありますし、生命体のいない場所だとしてもほかの宇宙船がやってくることも考えられます。いずれにしても追放しただけでは安心できないと私は思います。実験が失敗したからと言って実験体を殺すのは人道的に良くないという考えによるものだろうとは思いますが、それ以前に不死の命をつくろうという時点で人道もクソもないと思います。(まぁマジレスするとトランスフォーマーは人ではありませんがw)